本日は板野酒造場という地元蔵のしぼりたて生を味わう。米はあけぼの米。地元では、飯米としての朝日米をよりリーズナブルに楽しめるように改良された米とされているが、酒米としても、良くこの米はお目見えする。
さて、このあけぼの米が酒になると、朝日よりはずいぶんと親しみやすい酒になる。良い感じにボテっとした甘みがある。まあこれは言うまでも無く素人の勝手な見解であって、実際に酒を作る現場の苦労はとても想像できるものではない。
さてこの酒の味である。ゴクリ。ふむ。しぼりたてとは言っても、良い感じに味がのっている。線が太く、スイートであるが、下品ではない。結構きわどくバランスが取れている。これは良い。
アル添酒であるが、うむ。自分が知っている多くのアル添酒に感じるピンボケ感は感じない。これは積極的なアルコール添加と考えるべきであろう。
評価:★★★★☆(4.3)
何度も書いたように、「高い酒は美味くて当たり前」との立場から、コストパフォーマンスを基準とした評価である。
文句無く美味い。他のも飲んでみたい。欲を言えば、もう少し、価格にお得感があれば…さらに、もっと容易に入手できれば。