国分寺発達障害児学習指導教室smileのブログ

国分寺発達障害児学習指導教室smileのブログ

国分寺市にて、発達に不安のあるお子さまを対象に、個別指導を行っております。
ABA(応用行動分析)を基盤に、一対一体制・60分のセラピーをやります。
HPはコチラ↓↓
http://smileryoiku.com/


みてくださってありがとうございます。

日々ABAセラピーをするなかで、気づいたことや感じたことを、徒然に綴ってみたいと思います。


当教室に、体験セラピーで初めて生徒さんがいらっしゃった時、私はいつからか、

「目か、耳か、どちらを多く使っているか」をまず最初に確認するようになりました。


遊び方を見れば、大体わかります。

好きな遊びに、答えは隠されています。


どちらかが極端に優位ではなく、バランスよく両方同じくらい使えていることもありますが、発達障害をもつお子さんは、どちらかが大きく優位で、どちらかに苦手があるということが多いです。


私がよく経験しているのは、明らかに聴覚優位のお子さんなのに、心理士等の専門家から「視覚優位」だと早い段階で言われ(発達検査を受ける前に言われている)、「この子は視覚優位なんだ」と親御さんが思い込み続けていた、というケースです。

ADHDのお子さんは、私が今まで見てきた生徒さんのことだけで言えば、聴覚に頼って生きているケースの方が多かったです。

注意集中が続かないことも関わるのか、「注目する力」が弱いことが多いです。(もちろん視覚優位なADHDのお子さんもいます。)

「見比べる」ことも苦手なため、それが学習を進める際にネックとなることもあり、工夫が必要になります。

視知覚が弱かったり、視覚記憶が弱かったりすることや、聴覚記憶は優れていたりすることが、5,6歳でWISCを受けて明らかになり、「やはり」と思うことが、本当に多いです。


どのような発達障害児にも、絵カードや文字などの視覚支援をすることは有効です。

それには、「視覚情報は聴覚情報よりスピードがゆっくりだから」という理由が大きく働いています。

音声言語は一瞬で消えてしまいますが、視覚情報にすると形となって継続しているため、ADHDのような注意集中が続きにくいお子さんの意識を持続させるのにも、有効に働きます。

必ずしも、「子どもが視覚優位だから」有効なわけではないのです。


「隠れ聴覚優位」なお子さんがとても多いことが数年前から気になっていました。

新しいことを覚えるときは、耳からのインプットのほうが獲得しやすいですし、目を使うのをサボる傾向があるので、意識的に視知覚トレーニングをしたりするといいです。


新しいことを学ぶ時、視覚優位か、聴覚優位かを把握しておくと、効率の良い教え方ができますので、少し意識して、お子さんを観察してみると良いかもしれません。


視覚優位なお子さんは、「見る」ことを楽しんでいます。遊びも、絵を見るとか、パズルで形を合わせるとか、水時計を眺めるなど、目をよく使っています。


聴覚優位なお子さんは、音を聞くことを楽しむ遊びをしていることが多いです。音の鳴る本で踏切の音を聞いたり、押して音が出る遊びを楽しんでいたりします。

そして「自然な会話」を獲得するのがとても早いです。


しかし、視覚優位なお子さんでも歌は好きだったり、聴覚優位なお子さんでも、回るコマをずっと見ていたり、並べた車を横からじっと見たり、絵本を見たりすることもあり、完全にどちらかしかしない、ということはありません。

ただ、聴覚優位のお子さんをよく見ていると、「そんなに長く見ていない」「見ることを楽しんでいるわけではない」パターンが多かったりします。


ちなみに、私は完全な視覚優位な人間でして、学生時代に薄々気がついていました。

私は学校の授業をほとんど聞かず、塾も行かず、勉強は一人で参考書を読む、というほぼ独学のスタイルでやってきたのですが、

それは、教師の音声言語での説明を理解するより、参考書を読んで理解するほうが楽だったからです。難解になればなるほど、私には音声言語の説明が邪魔になりました。今でも、「聞く」より「読む」ほうが断然楽です。


逆の聴覚優位の人なら、勉強は、誰かが音声で入れてくれたほうがはかどるのでしょう。



専門家も見立て違いをすることがありますので、全て鵜呑みにせず、お子さんをよく観察してみて判断するとよいと思います。




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