TOEICリスニングで「先読み」はするべきか 1
TOEICリスニング対策でよく問題になるのが問題の「先読み」をすべきかどうか。結論から先に言うと・問題文の先読みは絶対必要・解答の選択肢は読まなくても良い・2問以上先は読んだらダメということになる。まず、問題文について。リスニングで点を取るのに必要なのはリスニング力だと誰もが思っているだろう。しかし、TOEICリスニングpart3, 4に関して言えば速読力こそが重要な要素だ。part3, 4のセリフはとても長い。ネイティブスピーカーでも内容を覚えていられなくて間違えることがあるくらいだ。リスニング力が高くても、漫然と聞いていたら必要な情報を記憶に留めておく事は難しい。だから、あらかじめ問題文を読む事で、必要な情報に焦点を絞って記憶しておくことができる。よって、問題文の先読みは絶対に必要。そして、先読みできるだけの速読力こそがリスニングパート攻略の鍵になる。二つ目は選択肢について。選択肢は必ずしも先読みする必要はない。人間の脳が一時的に記憶しておける容量は非常に限られている。問題文3つだけでもワーキングメモリーはギリギリなのに、さらに選択肢まで覚えようとすれば大切な問題文を忘れてしまう。読むとしても、単語の選択肢だけにしておこう。最後に、何問先まで先読みするか。やはり記憶容量の問題から先読みは次の問題までに制限した方が良い。「part1, 2の説明の間に、part3, 4を全て読め」と推奨している強者もいるけれど、短時間にそれだけ読んで全て覚えていられるなら、もはやビックリ人間の領域だ。ビックリ人間じゃない私たちは、脳科学の知見に従って、無理せずに1問分だけ先読みしよう。どうしても時間が余ってしまった場合は図表問題のイラストだけ眺めておいてもいいだろう。文字情報よりも映像情報の方が断然記憶に留まりやすいため、後々少しは有利に解答できるかもしれない。