角突き道中の楽しみは道草にもありますから、往路(群馬→新潟)では高速道路は使いません。
魚沼市の国道17号、佐梨の十字路に晴屋(はるや)商店があります。
見るからに「地元」の商店です。通りかかるたびに、「漬けものいろいろ」とか「〇〇漬け」と書かれているのが気になっていて、寄ってみました。
入ったら鱈の干物の匂いが充満しています。真鱈の干物、助宗鱈の干物、細かく切った鱈の干物、カマの干物などがあり、種類の多さに驚きました。
そんなところへ女主人が、外にはもっとあるよという事で、
こんなのが並んでいました。
棒鱈という名前は聞いたことがあるけれど、なじみがないので
のめしこき「どうやって食べるのですか?」
女主人「甘辛く煮るんさ」
のめしこき「ありますか?」
女主人「お盆でみんな売れちゃった」
これは8月の角突きで寄った時の会話です。今回の角突きでは棒鱈の煮つけがあったのですが・・・。
豆腐くらいの塊(4~6切れ)のパックが、2500円!
1本11000円の棒鱈に手間賃を加えればそのくらいになるなとは思いながらも、小心者ののめしこきには手が出ませんでした。
安いもの(助宗鱈のカマ)で800円でした。
お盆の時にはこれらが売り切れてしまうという事は、魚沼地方では集り事に好んで食べるのかなぁと思いました。
という事で、身欠きにしんの山椒漬けを買ったのですが、これお安くてうまいので、のめしこきはファンになりました(写真がないのは、すぐに食べちゃったからです:笑)。