八ッ場ダムの湖底になる場所で疑問に思っていたことが2つあります。
その一つは、
この写真の右上の方の石垣。
この石垣、至る所にあるのですが、滑り盛り土ということをしばらく前に知りました。
このダンプのタイヤ直径はのめしこきの身長と同じで170~175cmあります。その後ろに転がっている石が積み重なって、
こういう滑り盛り土が何カ所もあるのです。
もう一つの疑問は、コストをかけて木を伐採していることです。伐採しても大して高く売れるわけではなく、そのまま沈めてしまった方が安く済むのではないかと思っていたのですが。
これはやんば見放台の「流木止め設備の・・・」と関連していることが分かりました。
出勤前の工事現場の人にたまたま話が聞けたのですが、伐採してあると株の部分は比重が重いので根が腐っても沈んだままだが、幹がついているとその浮力で浮き上がってくる。
それを回収するより伐採してしまう方がコストが安いということだそうです。
その土地、その職業の人から教えてもらうのはとても楽しい。大人の社会科見学でした。