上越新幹線浦佐駅の前に、越後の宰相の銅像が立っています。
越後の宰相の評価は人により大きく違うと思いますが、12000人の住民が拠金して建立された銅像には雨雪よけがかけられて、郷土の大恩人に寒い思いはさせられないという地元の人たちの気持ちが伝わります。
正直なところ、この駅の設置に経済合理性はないと思います。駅前も閑散としていますし、2015年度の1日平均乗降客は688人です。
故郷のことには合理性よりも情を優先する。他県人から見れば不公平だとも思いますが、だからこそ、上越新幹線・関越高速道路を通した越後の宰相の(良し悪しは別にして)郷土愛が伝わるし、人々が敬愛する気持ちもわかります。
角栄さんが亡くなって23年も経つのに、そういえば山古志の角突きには角栄号と名乗る牛が登場します。