最近読んだ記事で、アイドルからUCバークレーを卒業して凄腕の投資家になったという話が興味深かったんです。

彼女はもともと早稲田大学を卒業していて、アイドルが80%くらい好きだった。今やっている投資家の仕事は50%くらい好き。

なぜそれをやっているかというと、いつか100%好きになれるものができたときに、いつでも全力を出せるようにお金を制約にしないためだと。もともと金融工学に興味があって大学時代からやっていたらしいんですけどね。

彼女がすごいのは、インターンで自分の人脈を全て使って2000億円のヘッジファンドに入り込んだことです。実務経験があることで良いポジションにつける。卒業式の代表スピーチも自ら名乗りを上げて勝ち取った。アメリカで勝ち残っていくためにはリーダーシップを発揮しなきゃいけない。アメリカはリーダーシップの国だからと。

確かに彼女の戦略は全部当たっている。もちろん表に出てくる戦略はうまくいったものしか出ないので、失敗した作戦は山ほどあるんでしょうけど、少なくとも成功しているというのがすごいところです。

まだ20代中盤の素晴らしい女性。本当に尊敬しかないんです。

でもここで考えてしまうのは、果たして他の人が真似して同じことができるんだろうか、ということなんです。

おそらく彼女の物語はドラマか映画か小説か自伝かわかりませんが、何かしらまとめられて人を鼓舞するような物語として広まっていくんだと思います。もちろん彼女は真似させるために発表するわけではないし、メディアは人が読むから書くだけです。

ただ、気づいたときにはすでに中年になってしまった人たちはどうなるんだろう。一生懸命頑張ったつもりでも、ピントのずれた努力をしてしまったり、時代に飲まれて戦略も立てられず、どこに行きたいかもよくわからず過ごしてしまった人たち。

彼らがこういう記事を読んだら、より絶望が深まるだけなんじゃないかと思ってしまうんです。

もちろんそれで「頑張るぞ」という人もいるんでしょうけど、片や彼女のように若くして多くの金額を動かし集め、選択肢が多い状態になる人もいれば、毎月の収入だけでは貯金が全くできず、生きるか死ぬかの状態で日本で暮らして、その状態から抜け出そうにも抜け出せなくなってしまう人もたくさんいる。

そう考えると、この世界は平等じゃないなと思うんです。

時間というものは平等だとは言えますが、脳は平等じゃない。いろんな時間術の本があったり、能力開発の方法があったり、精神論があったり、集中力を高める方法やコーチングがあったり。意識や脳の使い方を訓練する方法もたくさんあります。

やる気はやり始めてから出る、結果からやる気が生まれるということもわかってきている。でもそれすら本当かと思うこともあります。なぜなら、結果を出すまでの動きすら動けないという脳の状態がやっぱりあるわけです。

そこに行くために動くには責任というものを持っていると強制的に動けますが、それができるのは大変ですよね。

どうやったら普通の人が楽しんでいけるだけのお金を集めることができるのか。お金を集めるというのは人の用事を解決してあげることだと思うので、その用事を見つけなきゃいけないんですが、それが何なのかがどれだけやってもいまだによくわからないんですよね。

私の知人で、アメブロで毎月数百万円稼いでいる人がいるそうです。本当かどうかは通帳を見ていないのでわかりませんが、その人は普通の日常をあげている。ちょっとイケメンとかわいい彼女の楽しい日常なんです。

それがなぜそんな金額になっていくのか。なぜ人はそれを読みたいのか。それがよくわからないところではあります。​​​​​​​​​​​​​​​​