自分のこと家族のこと(6) | 小説 介護される日々

小説 介護される日々

介護される 介護する 寄り添う気持ちとともに。

娘が介護保険でこんなことができる、あんなことができる

と説明を書いたものを持ってきた。


「ヘルパーさんに買い物に行ってもらったり

 掃除をしてもらったらどうかと思うの。

 介護保険を使ってお願いすれば

 一割負担だから、必要なことを助けてもらおうよ。」


そんなの必要ない。

まだまだそんなに弱ってないだろう。

母さんも買い物に行けるし、掃除だってできる。


母さんは、と顔を見ると

「頼めるといいわね~。」と言いだした。

「買い物も大変だし、掃除もあんまりしてないし。」


負担になっているのだろうか。

母さんが出来ないというのなら、考えるか。


新しいケアマネという人が介護保険証を持って家に来た。

娘と時間合わせて来たのか?


「この書類にサインを印鑑を押してくださいね。

 こちらにもお願いします。」

とものすごい大量の書類を説明もろくにしないで出してくる。


「だいだいあなたはどこの人なんですか?

 どういう組織の人?

 なんの書類なんですか?

 そんなに簡単に印鑑なんて押せないよ。」

と言うと、困ったように娘を見る。


「このまえ病院にも来てくれた人だよ。

 今度から担当のケアマネになった方です。」

と娘が説明するが、会ったことあるような気がしない。


「ヘルパーさんはどうしますか?

 頼むようなら早速手配して、また書類持ってきますが。」

とどんどん進めて行くので、

「ちょっと待ってくれ。

 今日はもう帰ってくれ。」と帰ってもらった。


なんだか疲れて、横になった。

また腹痛もしてきた気がする。

早く良くならないと、煩わしいことばかり増えていく。