6月 ~ 手術成功、そして…… ~ | 我が息子の闘病記 ~ 小児がんとの戦い ~

我が息子の闘病記 ~ 小児がんとの戦い ~

2020年5月22日、息子が10ヶ月検診にて肝芽腫と診断される。
そのまま病院へ緊急入院し、闘病生活開始。
これから先、何が待っているか分からないが、息子が病気と闘うために頑張った記録を残すため、記録を公開して行くことにした。

 6月、令ちゃんは無事に予定していた手術を受けられることになった。

 肥大化している扁桃腺と、他にも気管切開の痕にできてしまった肉芽などを切除する手術。

 簡単な手術ではあるけれど、全身麻酔が必要な上に、術後は口が痛くて物が食べられない日が続くらしいので、少し心配。

 

 

 

 まあ、本人はあまり気にすることなく、元気にハンバーグ食べていたけれど。

 

 

 

 でも、やはり病院に入院となると、なんだかいつもと比べて元気がない。

 手術は無事に終わっても、やっぱり口の中に不快感が残っているのだろうか?

 

 

 

 DVDを見て気を紛らわして……それでも、やっぱり身体を動かし足りないのか、ベッドの柵を乗り越えて脱走しようとした模様。

 転落防止のため、病室にプレイマットを敷き詰めて、そこに布団を敷くという異例の事態に……。

 

 

 

 早く帰りたいなぁ……。

 食事も少ないし……。

 寂しさから、椅子を噛んでます。

 あ、ちなみに食事は、もう普通に食べられる模様。

 なんというか、回復の早さだけはさすが。

 

 

 

 外は雨なので、それも退屈の理由かもね。

 ジメジメした天気が続くと、それだけで元気なくなってしまう。

 

 

 

 そんな中、妻が和心ちゃんを連れてお見舞いに。

 大好きなタブレットでも遊べて、少しは元気が出たかな?

 

 

 

 もう、普通に動き回れるようになっている……。

 ようやく調子が戻って来たのかもしれない。

 週末は、私も仕事の前にお見舞いへ。

 ベッドの上で退屈そうにしていたけれど、私の顔を見るなり笑顔で起き上がって遊んでくれと要求。

 

 

 

 その結果、なんやかんやで新たなアクロバット技を習得!?

 持ち上げると、私の胸と肩を蹴りながら登ってくるように!!

 そりゃ、こんな技は家では天井が低過ぎてできないんだけどさ……ここは病院だぜ、令ちゃん。

 入院患者の中では、たぶん君が一番パワフルなんじゃないかな……?

 

 

 

 そんなこんなで、無事に退院。

 家に戻るなり、なにやら貫禄のある姿勢で本を読んでいる。

 

 

 

 相変わらず筋トレにも乱入してきます。

 最近は、リングフィットのブランコやバネジャンプのアクションを覚えたのか、そのシーンになる度に、一緒にジャンプさせろと要求してくるように……。

 15kgの君を支えながらスクワットやジャンプを連続で行うのは、さすがにキツイんだけどね……。

 でも、入院前からこんな感じで鍛えていたせいか、看護師さんからは子どもにしてはマッチョだと言われたんだよね。

 

 

 

 妻がマイナンバーカードを申請するために写真を撮ろうとしたら、何故かポーズを決めた令ちゃん……。

 おいおい、さすがにこの写真じゃ、カードの写真には使えないよ。

 気を取り直して、もう一度撮り直し。

 

 術後は喉の奥にあった肉芽もいなくなったのか、痰吸引の頻度も減り、代わりに食欲が旺盛に!!

 今まで以上に食べるようになり、それでも足りないと親の食事を強奪!?

 やっぱり肉芽のせいで、食事も呼吸もずっと不自由していたんだね……。

 でも、そいつらは綺麗サッパリいなくなったから、これからはたくさん食べて、もっともっと大きくなろう!