腹部第四調律点 | 野口整体と体癖の研究『音和塾』のブログ

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腹部第四調律点という処が硬いと感情が鬱滞しているとされます。

 

本質的なことを言うと、泣かないとお腹は弛みません。 

 

でも大人はかんたんには泣けません(3種の人はわりかしかんたんに泣きます。だから腹部第四が硬くなり難い)。 

 

そこで、大人のお腹を弛めるにはどうしたらいいか? 

 

ということなんですね。

 

先日友人と稽古していたんです。

 

腕を使ってお腹を弛める稽古です。

 

腕のある特定の処を押さえるとお腹が弛むんですね。

 

実際かんたんに弛むんです。

 

まあ、押さえる時に特殊な身体の使い方をするんですが。

 

整体の技術の中核に、「虚の活用」という概念があるんですが、こういう効かせたい対象とは別の処を押さえる、という技術も「虚の活用」なんです。

 

相手が分かりませんから、何されているか。

 

ですから虚を押さえて、虚を動かしているんです。

 

これなんかは「虚の活用」としては初歩的な話ですけど。

 

それでも、野口晴哉先生が様々に投げかけられた公案のような概念は、すべて「指にて会すべき」とされます。

 

身体を使って技術を練磨してして行く過程で、感覚と言葉が結ばれ理解が深まります。

 

でも、何しろ虚ですから、またすぐに分からなくなります。

 

その繰り返しなんです。

 

 

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