8月21日~痩せる父 | 頑張れお父さん。

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2008年8月。父親が突然の胃がんの宣告をされました。それもスキルス性。家族みんなで力を合わせて父を支えたいと思います。

胃からの出血で吐血をして危篤になった父。

とりあえず止血手術はしたものの、また吐血する可能性もあるとのこと。



しばらくは、絶食。

栄養補給のために点滴を24時間。

そのほか血圧のお薬などもろもろ点滴。


体に管を開けて、オシッコを出すようにした。

左胸のあたりに管を埋め込み、そこから24時間点滴を流せるようにした。

血圧安定のために、酸素を鼻に通していた。


チューブでつながれている父の姿は、本当に見ていて痛々しかった。




私「お父さん、写真撮ってあげようか?」



父「お、ちょっと待て。髪形を整えてから。」



父はどこまでも律儀。



撮った写真を見て、客観的に父を見てもかなりやせている。

父の手はプクプクしていて気持ちがよかったのに・・・・・。


久しぶりに握った父の手は、しわしわになっていた。




父は、胃がんの告知を受けてからもなんだか普通だった。

頼まれてる仕事があったとか、冬には親戚の結婚式があるから出席しなくちゃとか。


母は「お父さんは、ガンがここまで深刻な状態だとは思ってないんだね。まだ治る気でいるんだよ・・・」



でも、ちょっとでも希望がないと治療なんかやってられないだろうね。

私も「余命」を言われたらこの先どう生きていっていいのか、もう自暴自棄になっちゃうよ。