兄のCD〔しんこきゅう〕へのご感想や質問に関して
sound office 音旅舎 とは 2つの大きなテーマを掲げ 公演活動を行っている音楽団体です!
♪ 「音楽で行く心の旅」
トイピアノを中心にした舞台作品を企画制作し 全国各地にて上演しています
♪ 「音楽で精神障害者のご家族を応援」
トイピアノがきっかけで 統合失調症の兄との絆を取り戻した経験を
“トークコンサート” というスタイルで上演しています
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画家・半田正子さんと兄のコラボCD【しんこきゅう vol.1】ですが、
おかげさまで順調にお届け出来ており、また、嬉しくて励みになる感想を、たくさんいただいております。
もちろん、その1つ1つを兄にも送り、喜びを共有しています。
心から感謝です!
さて、そんな中ですが、私の説明不足だったなぁ~と気づくことも少なからず出てきたので、改めて書いておくことにしました。
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1.「コラボCD」というのは?
〔画家・半田正子さんの 絵&デザイン〕 と〔兄の即興演奏〕によるコラボレーションです。
私と兄のコラボレーション音楽だと思われていることも多いようですが、私はこの中の演奏にはまったく関わっていません。
私がしたことは、曲順やタイトルに対して、意見を求められた時だけ多少のアドバイスしたり・・・
兄から送られた原盤やデータの音質をチェックしたり(音質が芳しくないものは、本人の意向で収録から外しました)・・・
CD本体デザインやブックレットなどの文字校正・・・
ご案内チラシの制作や広報・・・
盤面の入稿や、完成品の梱包~発送・・・
兄のCDに関しては、マネージャー業務に徹しています(笑)
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2.「即興演奏」って、どんな風にしてるの?
収録されている音楽はすべて、兄本人が自宅で1人で演奏したものです。
しかも ”即興” の名の通り、録音も各曲とも「一発録り」
弾き直しも、編集も、修正も、一切していません。
自宅にあるデジタルピアノを録音機にラインで繋げ、その時の気分で即興しながらの一発録り。
兄が弾いた曲を私が編集していると思われることも多いのですが、演奏も、編集も、修正も、なんにもしていないことに、驚かれます。
そりゃあ、驚きますよね。
私もいつも驚いてますから!(笑)
以前、私が発行した私自身のCDにも、兄が即興した音楽を数曲収録していますが、その時は「兄が弾いた曲を聴いた私が、アレンジして私が弾いた」という、まさにコラボ作なので コラボ名〔A and T〕と名付け、そのこともCDでも公演でも話しています。
でも今回は私は1音も弾いていない、どころか、1音もいじっていません。
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3.「トイピアノで演奏していないの?」
このご感想も多かったです。
兄が即興を始め、兄妹間の交流が再開したきっかけは「トイピアノ」でした。なので兄も即興をはじめた数年間は、ほぼトイピアノでの即興演奏を楽しんでいました。
ですがその後、多彩な音色を楽しめたり、1人で多重録音が出来るシンセサイザーやデジタルピアノにも興味が広がり、このCDでは、全曲デジタルピアノによる即興演奏となりました。
ただ、デジタルピアノといっても、リズムやフレーズを打ち込んでの機械的処理ではなく、あくまで生ピアノを弾く時と同じように、思うがままに鍵盤を弾いています。
もちろん、時にはトイピアノを弾いたり、デジタルピアノで演奏した自身の音源を聴きながら、さらにトイピアノを弾いて重ね録りする~なども楽しむなど、自由自在に楽しんでいます。
デジタルピアノを使った、アナログ方式、かな?(笑)
妹としても「少しだけでもトイピアノの演奏も入れた方が、皆様、喜ばれるんじゃない??」と思い、チラリと言ってみましたが(笑)
「今の兄」が一番やりたいことや方法を尊重しようと思い直し、以来、まかせることにしました。
今頃になって「トイピアノも弾いておけば良かったかな」と本人談(笑)
それほどまでに「兄=トイピアノ」の印象を持って下さっていることを、ありがたく思うと共に、広報の際にもっとわかりやすく書いておくべきだったな…と、反省。。。
ちなみに「私」はこれまでも、これからも「トイピアニスト」を貫きます。
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4.「お兄様の音楽は本当に素晴らしいし天才的。ならばいっそ、畑さんはお兄様をバックアップする役割に徹する方がもっと売れるし、うまくいくのではないかと思うのですか?」
兄の中で何十年もの間、鳴り続けてきた音楽。
ある意味、世間から隔絶された空間・環境で唯一、自分を癒やし、保つために、音楽が兄を守ってくれていたのだと感じます。
これは、兄が経験してきた数十年と音楽への愛、生まれついての純粋さが、生きる力になった証。
唯一無二の感性であり表現です。
もちろん私には兄のような音楽や即興は、一ミリもマネ出来ませんし、見るたび聴くたび、尊敬と羨望の眼差しで見ています。
だからこそ私も全力で応援するし、兄の人生を支える~ということだと思っています。
けれど兄は兄。私は私。
どちらかが素晴らしいから、どちらかがサポートに徹するべきだというご意見に、ドギツイこと言うな~と思いますが、心が動くことはありません。
たとえ望んだ経験でなかったとしても、兄は兄の経験や感性が音となり、共感者を得て、社会に存在するように。
私は私の経験や感性で音楽表現をしてきましたし、これからも同じように自分の音楽を続けていきます。
「兄を全力サポートすること=自分を犠牲にする」とは考えていません。
ちなみに2人の音楽性は、むしろ対照的といっても良いぐらいに違います。
当然、好き嫌いはあるでしょうし、多数派・少数派、それもあって当たり前なことです。
誰かと比べられたり、落ち込んだり優越感に浸ったり・・・
それが、大切な人との亀裂を生み、自分を見失ったり、心が壊れそうになるという苦しみを、嫌というほど味わってきた私たち兄妹にとって、どっちが上だから下だから~という比較ではなく、それぞれの持ち味を生かせばいいだけだ、と感じています。
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長々と書きましたが、おかげさまで多くの方に聴いていただけて、兄の表情もより朗らかになり、幸せです
焦らず長~~~~くやろうね、と話している最中です!!
おかげさまで絶賛発売中、よろしければご覧ください。
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今の私の原点を作って下さった恩師とのエピソードなど。
2022年末に語った動画です♪
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2022年12月30日
本年もどうぞよろしくお願いいたします☆彡
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いつかの涙を光にかえて ~Season2~
過去動画はコチラにあります
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トーク動画 『いつかの涙を光にかえて ~Season2~』 はじまりました!
「私の80・50問題」 をテーマに、我が家の状況・その時の家族としての心情・とった対策や情報などを、
出来るだけ具体的に語っていきます。
※80・50問題とは?/80代を超える高齢の親が、精神障害や引きこもりなどを持つ50代以上の子どもの面倒をみているという社会問題のこと
トーク動画【いつかの涙を光にかえて ~Season2~】まとめのトークLIVE映像
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第20話(最終話)/『精神障害者家族会のゆるキャラになる!』
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第19話/『父の旅立ち』
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第18話/『病気だから不幸なの?』
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第17話/『兄から届いたメール』
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第16話/『トイピアノが繋いでくれたご縁』
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第15話/『時熟とは?』
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第14話/『父の悲願を叶えたい』
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第13話/『兄の変化・父の時間』
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第12話/『父の苦悩と葛藤を知った日』
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第11話/『自ら障害者手帳を出すということ』
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第10話/『自立支援プログラムに向き合い始めた兄』
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第9話/『初顔合わせで聞いたこと』
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第8話/『知らなかったことを伝えなきゃ!!』
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第7話/『包括支援への第一歩は?』
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第6話/『包括支援をうけたかった我が家』
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初のトークライブ
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第5話/『父・看取り計画』 が始まった日
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第四話/「この家からお父さんを見送りたい」 と言った兄
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第三話/精神障害者の家族会に入った父
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第二話/14年前の苦い経験を二度と繰り返さないために
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第一話/父の余命宣告を伝える?伝えない?
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「人権関連イベントを企画したい」