前回からの続き


相談した先生からきた返信メールの抜粋は以下のとおり


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 中が破折していて歯肉が盛り上がってくることは、それほど珍しいことではありません。
 その先生が経験していないだけでしょう。

 口腔外科へ行ってCTをとるほどのことはありません。
 外科へ行ったら抜かれてしまうでしょうから、CTを撮っても撮らなくても同じだと思います。

 できれば、外科へ行く前に見せていただければと思います。
 特に症状の出ていない歯ですから、抜歯どころか抜根の必要もないかもしれません。

 多分、私のところで処置可能だと思います。

 ・・・・・・・・・・・・本文は原文ママです。



と、いう返信だった。

まぁ診察してからという事なので、楽観視はできないが、歯全部を残せる可能性があるなら、とりあえずセカンドオピニオンのつもりで行ってみようと翌日予約の電話を入れた。

この歯科は知る人ぞ知るという雰囲気の医院だ。
一見見た感じは、ごく一般的な地域に根差した普通の歯医者さんという感じ。

都内だけど駅周辺に何もないような辺鄙な駅から10分ほど歩く、住宅街にある。
看板が一つ壁に小さく張り付いているだけ。
そのまま気づかず通り過ぎてしまいかねないような自己主張が一切ない歯医者だ。

しかし口コミで全国から来院する方が多く、新規は予約が取れにくい。

私は何度か受診しているので、再診枠で一週間後に予約ができた。
 

で、問題は口腔外科の予約だ。
 

セカンドオピニオンが当たり前になってきた時代とはいえ、ドクターと患者の感情論から言うとなかなか難しいものがあるのが現実。
何十年と通っているからこそ、他の医院でセカンドオピニオンをという事は全くもって言いにくい。

 

まして万が一、その歯科で処置できないとなった場合は困る。

なので保険として、ペンディングという形をとった。腰痛を理由に延期してもらったのだ。(ウソついてごめんなさい)

ちなみに被せものがとれてヒビが発覚した歯ですが、全くもって無症状。
快適な毎日を過ごしている。

抜歯を余儀なくされているとは彼も思っていないくらい、のほほんと過ごしている奥歯くんである。

そんなこんなで予約の日までで若干ドキドキしながら過ごした。

当日・・・・・


先生は相変わらす柔和な笑顔で出迎えてくれた。

まずは口の中を見せ・・・ふむふむ

では一枚だけレントゲンとりましょう。と小さいフィルムの写真を一枚だけとった。

バキッといった破折(折れてる・割れてる)であればレントゲンにうつる。

それに映らないものは「ヒビ」
レントゲンに映らないようなヒビは何枚とってもなかなか難しい。
CTをとっても映らない事も多いらしい。
 

無駄は被爆はさける。そして無駄なお金も使わないというのが、この先生の考え方のようだ。

患者サイドの経済的負担、健康保険の無駄使い・・・両方の意味があるが、私にはどちらなのかはわからない。

先生はこういう事をはっきりとは言わない。無駄話はほとんどしない。

 

「まぁたくさんとってもねぇ~ハハハハ(笑)」という程度。欲がない先生なのは間違いないようだ。

やはりレントゲンに明確なヒビは映らなかった。

そして歯を見て・・・・結論

歯は温存できると・・・( ;∀;)


「もっとひどい状態だと思ったら、案外そうでもないし、これよりももっとひどい状態の歯でも、残して歯を上にたてているケースもある」と私と同じ症状の患者さんの歯の写真を数枚出してきた。

素人目に見ても抜歯レベルの歯だ・・・・しかし歯を残しそこに支柱を立てて歯を作って、見た目は健全っっぽい歯になっている。

でも、かなり歯は弱っているので、大事に使うようには指導している。そのためか、もう5年もっているそうだ。と。

希望が持てる話だ。
 

方法は2種類提示された。

一つは保険でできる方法、もう一つは自費診療。

方法を聞くと明らかに歯への負担が少ないのは自費診療の方だ。

幾らだろう(心の声)20万円くらいだろうか??(心の声)

まぁおとりさんの場合、症状もなく歯そのものがまだしっかりしているので、まだまだ使える歯だと判断すると、自費診療の方法が歯への負担が少なく予後もいいとは思います。ただ2万円ほどいりますが・・・・・


( ゚Д゚)「えっ!!2万円!!????」

思っていた金額の1/10

「うんうんうんうん、自費の方でお願いします!!!」

 

抜歯で尚且つ、それから歯を作るのに50万円ほどいるのではと思っていた。

これってハードルめっちや低いじゃ~ないですか!!!(心の声)

私の即答ぶりに笑いながら
「そうですよね~では次回から治療をはじめましょう」と

 

しかし私があまり話も聞かず即答したように思えたのが、また同じ説明をし始めた。

次回から始める治療ですが・・・・・・・・・・・・こういう感じですがいいですか?

 

と、慎重ですね・・・・先生(^-^;



と、いう事で口腔内の写真を何枚がとって。

次回から治療が開始される事になった。