ご報告が遅くなりましたが、今週火曜日、大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台になっている浜松市北区引佐町に行ってまいりました。
明治時代の古民家カフェOra(オーラ)さんにて、「お昼寝音浴会」のイベントです。
青空にサルスベリ。
季節ですね。
夏の最後の叫びかな?というような、猛暑の火曜日でした。オーラさんが扇風機を急遽セッティングしてくださったので、いらした皆さまは大丈夫だったようですね。
お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございます。どの方も、私のお知り合いというわけではありませんから、本当にありがたいのです。
毎度のことながらですが、なにしろ、「得体のしれない音楽会」ですから、参加される方もドキドキですよね。更に感謝ばかりです。
遠くまで山が続きます。
向こうの山は、愛知県の新城市ですね。(たぶん) 井伊直政が幼少時に逃げ込んだ鳳来寺がある方向です。ちょっと(かなり)歩くけど、子供の足でも行けない距離じゃないなぁ、、と思いながら眺めます。
オーラさんのお声がけや、浜松市のご案内を見て下さった方などが、朝10時に、のどかな山里の、この心あたたまる場所に集いました。
「お昼寝音浴会」と題していますように、寝るのですけれど、二胡をお聞きにいらした方は、最初は、?、というお顔をされていたように思います。(そりゃそうですよね)
そういう方々まとめて、私のつややかなアナウンスで(笑)、ごろん、でございます。
この状態はこういうことだと思うのです。
「他人だけれど気ごころ知れた一体感」。
大浴場に一緒に入っているような感じが、だんだんと広がっていくのですよね。 そのなんともいえない安心感をじんわり味わいながら、ごろ~~んと、床に横になるのであります。
オーラさんの今回のイベントは、二胡演奏を軸にしたものです。ふんだんに音浴の要素を入れ込みました。
夏の終わりですから、オープニングは名残惜しい海からの音楽をお届けしました。沖縄の民謡~南国風の即興演奏へと繋いでいって、浜辺のイメージで音浴の世界に入っていきます。
この時点で、皆さまは、深い、深い、深い、無限の旅に、ご出発されたもようです。
「はい、そろそろ一時間半たちました~」とアナウンスした時の、皆さまの感想は。。
「さっき始まったところですよね?」
「いろんな場所を旅しました」
「自然の音なのか、流している音なのか、区別がつかなくなりました。」
「あの南国の猿みたいな声はどっちですか?」(裏山でキーキーなく生命体の声がしていました)
「ホーホーっていうのは?」(こちらで流しました)
「今日は来てよかったです~」
「とても深く休めました」
「肩のあたりが下がった気がします」
「二胡を聴きにきましたけれど、これはこれで面白いですね」
「え?終了ってなに?」と、深い場所に旅されていた方は、一瞬ポカン、とされたかと思います。
時計の針を「今」に合わせるのに、少し時間が必要ですよね。
とにかく皆さま笑顔いっぱいです。
毎回完売になってしまう大人気のエイミーさんのカレーが、イベントの後で始まりましたから、お腹も美味しさで満たされましたよね。
終了後に、皆様にお話をうかがうのも楽しい時間です。
総括しますと、この「お昼寝音浴会」の感想でよく出てきたワードは、「不思議な世界」、のようですね。
(そうなのか、、これは不思議なのか。。。もはや代名詞となっている「得体のしれない」ではないのだな。アリスinワンダーランドなのだな!そりゃあいいじゃないか!と思う私)
それにしても、この絶景。オーラさんってすごい!
縁側から入る心地よい風に吹かれながら、ここで横になって音楽を聴きながら寝る、、なんて、とても贅沢かもしれません。
開催を受け入れて下さったOraのちはるさんにも、心から感謝申し上げます。この場所ならではの心地よさがあります。人と、大地、天空を感じる場所です。高台にありますから、空が近く感じて、素直になれます。
皆さまが、とても、とても、深くお休みになれたようですので、ひじょうにうれしく思います。
意識の向こうのゾーンが、響きと時間を刻んでいます。ゆるんだ関節は、心の紐もゆるめるでしょう。
よい時間になりました。
参加者の皆さま、オーラのちはるさん、この場所に、感謝です。
自分の身体を信じましょう。
この大自然に、身を委ねてみましょう。
地上の響きと、同化してみましょう。
また次回があれば!と、参加された皆様におっしゃっていただきました。オーラさんとご相談させていただきますね。本当にありがたいことです。
季節がよければ、こちらの大自然のパノラマを目の前にした芝生に横になっていただきたいと思っていますので、またご案内させていただきますね。
オーラさんでは、10月7日(土)のお月見会で二胡で彩を添えをさせていただくことになりました。天候がよければ屋外で演奏いたしますので、皆様には芝生や縁側で、音楽と一緒にお月見を愉しんでいただこうと思っています。
詳細は後日お知らせいたします。皆様のお楽しみになれば幸いです。