俺は待ち合わせ場所に行くと、兄さん、マリア、
そしてジョンがいた。マリアは兄さんと一緒に
日本に行って、手伝いをしながらいろいろ学んで
いくのだろう。それにしても、兄さんいったいどういう
つもりなんだろう。マリアを日本まで連れて行くなんて。
結婚を考えているのかな…。おっと、
俺が首を突っ込んだりしちゃいけないな。
俺はそんなことを考えた。するとジョンから
「セイギ、いよいよ日本に帰るんだね。
さびしくなるな」
「ジョン、見送ってくれるのは嬉しいけど、
体が大変だろうに。こんなところまで
出てきていいのかい」と言うとジョンは、
「病院から外出の許可をもらっている。大丈夫だよ」
と笑顔を見せながら応えた。
「ジョン、いろいろありがとう」
「いや、こちらこそ世話になった。セイギ、ゴーズが
手伝いをしてくれることになってうれしいよ」
「ジョン、ゴーズがわかるのかい」
「まだ目で見ることはできないが、
夢の中には出てくる。これから存在を感じるように
もなるし見えるようにもなってくるだろう。
そんな気がするんだ」
「ゴーズがジョンの手伝いをすることは知っている。
彼をよろしく頼む」
「セイギ、そう言ってもらえると助かる」
「ところでジョンは今後どうするんだい」




