「確かに赤ちゃんは、生まれたら皇位継承者に
なるけれど、悪霊を招きよせる事と何か
関係があるのだろうか」
「皇位継承者。そうだったんですか。
日本など東洋の国には、古くから祈祷によって
病気を治療したりしていた地域が多くありました。
反面、祈りを持って人を殺そうとする風習も
存在していました。東洋だけでなく、
そのほかの地域でも今もこうしたことが
行われているんじゃないかと」
俺がいろいろ話をしているのを心配した翔兄さんが、
「セイギ、長く話をすると疲れる。
今はまだ無理をせず、
しっかり休み食事をとったらいい」
「わかった。そうするよ」
俺は食事の時間になるまで少し眠ることにした。
マリアが、
「ショウ、ごめんなさい。セイギが回復してきたんで、
うれしくてつい話をしてしまって…」
「あぁ。いや、いいんだ。
マリア、いろいろとありがとう」
翔兄さんはマリアが謝ってきたのでかえって
申し訳なく感じていた。お礼の言葉をマリアに返した。
俺が眠ったのを見て三人は部屋を出た。




