「叔父さん、レナが言っている死神とは…。」
「うん、レナはお前とよく遊んでいたよな。
あるとき穴に落ちたのがきっかけで、
レナに死神が付いて回るようになったらしいんだ。
そのことがわかるまでかなり時間がかかった。
レナが初めて死神の話をしたのは、
今から五年前だった。
このときレナはガンだということがわかった。
わしには死神が見えないが、
レナは感じ取っているらしい。変な話だろ。」
そういいながら、叔父さんは汗を拭いた。
体が震えていた。叔父さんは丸椅子に腰かけて、
昔の話を始めた。
「わしが韓国の仙人のもとから去っていたとき、
とんでもないことを考えてしまった。
その頃わしは独身で、西洋医学でなく
東洋医学でもない独自の医学を
打ち立てたいと思って、夢中で勉強していた。
わしは正義とは違い霊は見えない。
でも探究心だけは誰にも負けなかった。
仙人は底知れない力を持っている。
だから仙人の側にいればきっと
何か掴めるんじゃないと思ったんだ。
だがそんなに物事はうまくいくはずはない。」
「叔父さんは昔俺にそのことを
自慢していたじゃないか。」
「そうなんだ。
それで、わしは仙人の孫娘に師匠のことを
尋ねてみた。何か秘密めいたものを感じたからだ。」
「あ、あの山であった超キャワイイ子だな。」





