あるいは人間自身の努力でどうにでもなるのか、
地上で善良な生活をすれば永遠の天上世界では
善なるところに行くのか。
もしそうであるなら、
地上で善人として生きるべきなのか。
俺はそんなことを考えながら、
いつも通り学校に向かった。
寝不足が原因だろうか、最近授業中に
意識がなくなり夢を見ることがある。
これは問題だと思っていた。
その夢というのは、俺が幼児で、
従妹のレナといつもの空地でかくれんぼを
しているという光景だ。
鬼になった子が、隠れるほうになった子を
見つけると鬼の方が
『バケ バケ バー』と言って鬼を交代する。
そしてまた遊びを続ける。
そんなかくれんぼだった。
何回か鬼を交代した後に、
レナが誤って空地の穴におちてしまった。
大人なら腰ぐらいの深さの穴だが、
幼児にはとても深く感じられた。俺は慌てた。
無我夢中で周りの大人に「助けて」と叫んだ。
近くを通りかかって異変に気付いた男の人が
駆けつけてくれた。レナは助け出されるが、
全く動かない。
俺は「レナ、レナ。」と叫び続けた。
そこに死神がやってきて、
レナを蘇らせるというところで夢が終わる。




