母ことチョレギさんが

何かおかしい…

それに気付いた
オトポさんが
本格介入したのが
約1年前の事です…



それから暫くして

味が濃くなり


そして…


1人では消費しきれない

量のおかずを作り続けました



作ったおかずが

冷蔵庫に

積み重なり



このままではえらい事になる

判断したオトポさんは…



料理禁止!


代わりに

オレが作る!


いう事になりました




オレが作る


と言った割には

まともに料理をやった事が

なかったオトポさん



恐る恐る

やってみてると…



料理って

楽しいもの

だったんですね…



包丁さばきは

危なかしいですが

何とか丁寧に食材を切り揃えて

火加減を考慮しながら

調味料を適宜投入する



自分が作ったのもありますが



うまい…


そして


喜んでくれる…



楽しくなると

時間が過ぎるのが早い

腕はドンドン上達し、

食材管理された冷蔵庫は

無駄なく維持されるように

なりました




そのような状態に慣れてきた

ある日、チャレギさんに

昼ごはんを振る舞っていると

パクパク食べる割に

表情が冴えない事に

気が付きました。



ん?


どうしたんやろ?



次もその次も

褒めてはくれるものの

なぜか浮かぬ顔



炒め物ばっかりで

あきたかな?



なんかそんな感じでもない…


色々考えた挙げ句の果て



自分で料理しなくなった

事が原因では?



と考えるようになりました。



料理の醍醐味は

自分好みの味付けができる事

そしてやっぱり

自分で作るものは

うまいんです…



それから数日



やはり元気がない…



その時、ふと

頭にある言葉が浮びました…



やっぱり

料理したいんと

違うんかな…


もうそろそろ

解禁でええんちゃう?



おかしくなって

10ヶ月が経とうとしていました。



さぁ今日から

料理解禁です!


と言われても

今まで通り料理ができるかと

言えば

まだまだ壁はあります…



でも補助しながら

やったら

できるんとちゃう?



という事で

チョレギさんが

日頃から作っていた

豚肉のポン酢炒めを

作ってもらう事にしました




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母ちゃん
今から僕と一緒に
料理していくからな


ほーーー

わかった

ほんで何作るの?

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豚肉とエリンギの
ポン酢炒めやで


先ずは、豚の並肉を

食べやすい大きさに

カットしてもらいます


その後に

エリンギ4本ぐらいを

縦割り5センチ程度の大きさに

カットして

長ネギも斜め切りしてもらいます


お肉に軽く塩胡椒をして

馴染ませてから

熱くしたフライパンに

突入します


軽く炒めてもらって

赤い部分がほぼなくなったら

エリンギを突入

豚肉の脂をエリンギに纏わせる

ようにフライパンを何度も

煽ってもらいます


エリンギがシナっとなったら

長ネギを突入して

何回か煽ってから

ポン酢を鍋肌に回しかけ

数回煽ります…



完成です



オトポ…

コレ…
上手いわ!

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「味見してな」と

言ったつもりやのに

本気食いです



チョレギさんの勢いはすごく

ちょっと多かったかなと

思っていた量を

軽々と食べまくります…



そして出来上がって

3分で完食となりました



チョレギさんはとても

嬉しいそうな顔をしています


あぁ良かった!

 

思うのと同時に

料理をする楽しみを

奪ってしまった事に

申し訳なさも

感じてました。



まだ1人で料理を

完遂できませんが



これからはドンドン

作っていけるようにしたい



とにかく…



「料理する喜び」

をお返しします




オトポ!
美味しいな、コレ!

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満足げな

チョレギさんの顔を見て

そう感じる

オトポさんでした。