実家を訪れた時に
テーブルの上に
置かれていた
見慣れない急須…




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どないしたん?

新しい急須
買ったん?



あっコレ…
ケバブが
持ってきてくれてん

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姉ことケバブさんが
わざわざ持ってきて
くれたらしい…



父が亡くなってから

一番チョレギさんの面倒を

見てくれたケバブさん



何かあれば

娘たちを引き連れ



これ食べや!


元気ださなぁ

アカンで!

鼓舞しまくっていた

ケバブさん…



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なんか…

お母ちゃんが
別の人みたいで

怖いねん…


半年前にケバブさんが

ボソッと言ってた事を

思い出しました…



そりゃ…

怖いでしょう



言ってる事は

チンプンカンプン



虚な目で

ジーっと見られ


今言った事も

瞬時に忘れ


同じ会話を繰り返す



その日を境に実家に

顔を出す事がなくなりました


でもねぇ…


そんなチョレギさんやから

実際に会いに来てやらんと

いかんのです…



こうゆう時に会いに行かんと

チョレギさんが死んだ時に

必ず後悔してしまう…



仲が良かった母と娘だからこそ

そうなって欲しくない



そうゆう思いから

少し前にダメ元で

ケバブさんに

LINEをしました



「たまには、母ちゃんに会いに

行ってあげて下さい


俺ばっかりやったら

飽きるみたいやからね」




暫くして




「了解しました」



と返事が

帰ってきました




それから暫くして



ケバブさんは

旦那さんを連れて

きてくれたそうです



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急須が割れて
ないんや…


ウチに使ってないのが
あるから持ってくるわ!

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そして次の日…



笑顔のケバブさんが

玄関に立っていました



母ちゃん!

急須持ってきたよ!

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その事を嬉しそうに

語るチョレギさん…



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ホンマか…

そしたらこの急須、
大事にせなアカンね



たかが急須一つ


しかし

そのやり取りにも

母と娘の絆を感じてしまう

オトポさんでした。