お母さんには
入院までの2週間
血液をサラサラにする
薬を飲んでもらいます
脳外科担当医のズラタン先生
サラっと言ってくれますが
それが
出来んのですわ…
なぜチョレギさんが
入院する事になったかはコチラ
記憶障害の人に
2週間
薬を飲ませるって事は
別々に暮らしていると
難しいでますよー
何せ
新しい薬を朝になったら
飲んでねって事を
覚えておいてね！
と言ってる様な
もんですから…
メモとか書いておいても
書いてる場所すら
忘れていますしねぇ…
この前もそれを象徴する様な
出来事がありました…
いつも通り実家を訪れると
テーブルの上に
何やらチョレギさん自身が
書いたと思われる
メモが散乱しています。
その事を
オトポさんに指摘すると…
この紙…
何や？
と聞き返す始末…
何かを残したいと
思う気持ちは
わかるんですがねぇ💦
また別の日
今後の予定などを伝えると…
そ、それ…
カレンダーに書いといて！
そして、カレンダーを見てみると
既にチョレギが
過去に書いたと思われる文字
で一杯になっている…
そして同じ様なカレンダーが
もう２つ…
チョレギさんは
なぜかそのカレンダー
にも同じ事を書けと
命じてきます…
コレって
意味があるんかなぁ…
本人の気持ちになってみれば
覚えられない不安を
払拭する為に
なんとか記憶を残さないと
と頑張っているんでしょう…
しかしこのままでは
お互いの為になりません！
意を決して
この問題の根幹に
切り込む事にしました。
母ちゃん、
カレンダーとかにメモを
書け書けって言うけど
ちゃんと読んでるの？
読んでるよー
その為に書いて
もらってるねん
するとオトポさんは
殴り書きされてる部分を
指差し…
コレ…
何の事、書いているの？
ツ…ク…イ
ん？
何の事やろ？
やはり…″書き″はするし
″読み″はできるが
意味はわからない様です…
母ちゃん…
何の為にメモ書いてるの？
それは″未来″の自分に
伝える為や！
ほぅ…
目的は分かっていらっしゃる
でもねぇ…
せっかく
書いた内容が伝わらんかったら
意味ないよね…
取り敢えず
「字は落ち着いて
丁寧に書きましょう」
