とうとう母こと
チョレギさん、
検査入院当日となりました…
テーマ曲の「ドラゴン危機一髪」
再生しながらお楽しみ下さい。
朝9時にそっち行くで!
実家に着いたオトポさんを
待ち受けていたのは
背筋をシャンとのばして
お気に入りの帽子を被って
ご機嫌なチョレギさんでした…
やっぱり
旅行とかと
勘違いしとる…
チョレギさんは
あぁそうやった…
と思い出した様でした。
9時17分に病院行きの
巡回バスがやって来ました。
チョレギさんは
機嫌よく
バスに乗り込むと
窓側に陣取って
外を覗いています。
バスが発車して
暫くすると
チョレギさんは
巨大建築物が
お気に入りの様です。
まるで小学生のように
目を輝かせながら
見入ってます…
バスが病院に着き
入院手続きも
あっと言う間に終わり
チョレギさんは
看護婦さんに連れられ
入院病棟に消えていきました。
オトポさんはその姿を
FBI職員に連行されて行く
宇宙人の姿に
重ね合わせていたのでした。
そして翌日…
オトポさんのスマホに
連絡が入ります。
お話によると
動脈瘤の大きさは8ミリ
あるそうで
過去に出血した後が
見つかったとの事でした。
動脈瘤が破裂していたら
蜘蛛膜下出血になって
命が危なかった様です…
おお怖…
その日のうちに
兄弟、ケアマネージャーの方に
連絡します。
コレは
間違いなく
手術やなぁ
それも
できるだけ早く…
そして翌朝
チョレギさんを迎えに病院へ…
病棟受付で
ワシが来たで
と伝えると…
そうすると
すっかり病棟内で
人気者になっていた
チョレギさんが
背筋をシャキーンと伸ばして
やって来ました。
数人の看護婦さんに
名残惜しそうに送り出された
チョレギさん!
あれっ?
確か…腰が痛かった筈なのに
サッサっと歩いています。
そんな
アホな…
検査入院って
関係ない部分も
直してくれるんですね…
(冗談です)
巡回バスに乗り
実家に到着し
落ち着いてから
今後のお話をします。
まぁ…
この説明するの
5、6回目
やからねぇ…
そりゃ
上手くもなりますわ
どんな話も
初回のリアクションで
反応してくれる
チョレギさんを尻目に
動脈瘤の手術の事が
気になるオトポさんでした…