京都人には黒谷(くろだに)さんの方が有名な、新選組発祥の寺、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)。
墓地の階段の上、三重塔の前から見える山門と京都市内。
この眺望の良さも新選組本陣が置かれた所以の一つ。
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金戒光明寺が新選組発祥の寺とは、ここに新選組が本陣を置いていたためで、壬生(みぶ)の屯所とは毎日情報交換をしていた。
金戒光明寺は徳川家康が京都に直轄地として二条城を作り所司代を置き、何かある時には軍隊が配置できるように知恩院と共にそれとわからないように城構えにしていた。
ここは自然の要塞になっていて、かつては周囲の木立も低く、建物も少なく、西は大山崎(天王山)、淀川のあたりまで見渡せ、御所まで約2㎞、東海道の起点三条大橋東までは1.5㎞の要衝の地であった。
石段の上にある三重塔には文殊菩薩が安置されていたので文殊塔とも呼ばれるが、2008年に文殊菩薩は御影堂に遷座されている。
掲げられた扁額には「日本三大文殊随一」とある。
三重塔から左方向へ進むと会津藩士を祀る会津墓地がある。
ガイドブックに載らない京都 ↓
石段登り口左側の五劫思惟阿弥陀仏像。
以前のブログ記事
日本最初の電気鉄道事業を始めた実業家 高木文平の墓もある。