明治150年記念「京都の交通事始め」二日目 | レールは、こころをつなぐ道。

伏見チンチン電車の会Facebookに掲載の記事


さてこの「チンチン電車」の呼び名には諸説あるようですが、現物が会場にあるのでじっくりと観察


デッキの天井にはチンチンベルと操作用ロープがあり、この先は室内天井に沿って反対側デッキまで引かれ、同様に設置された装置とつながっている


ベルは操作できないようにロープを引っ張った状態で固定されているが、緩めた状態ではベルを鳴らすハンマーの重さで垂れ下がっていて、車掌がロープを引くと反動でハンマーがベルを打ち「チン」と鳴る


これが「チンチン電車」と呼ばれるようになったと言う一説の根拠で、ほかに京都電気鉄道開業5年前の1890年日本で最初に電車が展示された上野の第3回内国博覧会で走行前にチンチンと鳴らして存在を目立たせた、歩行者に警笛として“チンチン”と鳴らしていたなどがある。