京都市電ロマン 7 | レールは、こころをつなぐ道。

京都市電は40年前の1978(昭和53)年全線廃止まで、1895(明治28)年に開業した京都電気鉄道から通算83年間庶民の足として親しまれていました。  京都市電ギャラリー ⇒ こちら

 

窪田和弘さんの作品

紹介する作品は市電が走っていた当時の風景ではなく、昔市電が走っていた場所のイラスト制作時の風景に市電を描き入れています。

 

今回は1972(昭和47)年に廃止された、四条通、千本通、大宮通沿線の後編です。(上記路線図黄色)

 

京都市を東西に通るメインストリート四条通

四条烏丸の東方向 市電の向こうに長刀鉾の収蔵庫

 

 

交差する烏丸通の市電は2年後1974(昭和49)年に廃止され、1981(昭和56)年には京都市営地下鉄烏丸線京都駅~北大路駅が開業

 

 

四条烏丸の西方向 祇園祭には山鉾が並ぶ

 

 

↓2015年の記事

 

 

1963(昭和38)年まで阪急京都線の京都側の終点だった四条大宮駅 こちら側には京福電鉄嵐山線(通称:嵐電)の四条大宮駅がある

 

 

四条通はここから西へ西大路通(西院)までは、国鉄山陰線の踏切が有り、地下には阪急電車が走っていたのでアンダーパスも出来ないため、1932(昭和7)年に都市交通では日本初のトロリーバスとして開業し、大型バスが普及した1969(昭和44)年まで運転されていた

 

 

四条大宮から北へは、京都市では珍しく斜めに北西方向へ、後院通を走り千本三条から北へ千本北大路まで運転されていた

※窪田和弘さんの作品には千本通のスケッチはありません

 

 

大宮通は梅小路公園東側で国鉄東海道・山陰線を高架橋で跨いでいたため両側の東寺前~七条大宮の電停間距離は765m有った

右側に梅小路公園

1972(昭和47)年1月22日廃止

四条通、千本通、大宮通沿線スケッチ おわり

 

つづく

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