フルムーン夫婦グリーンパス 四日目は…
旭川から宗谷本線を最北端の駅で今回の4つ目の終端の駅、稚内(わっかない)まで日帰り往復。
片道259.4キロ、約3時間30分。
朝昼夜の3便の特急があるので朝便 の「スーパー宗谷」で行って夜便の 「スーパー宗谷」で帰る行程とした。
先頭車の半室グリーン席は2+1の3列と計9席しかなく、当初は空席がなく京都出発時に確保できた。
昨日の雨も去り晴天となり稚内の手前では利尻(りしり)島もほぼ見えた。
「スーパー宗谷」は「Tilt」で「スーパー北斗」の「FURICO」
とは異なり、曲線通過時は振り子式ではなく、N700系などにも採用されている「エアーサスペンションを制御して斜体を傾ける」方式を採用している。
旧駅舎表壁にあった駅名看板は現在はホーム柵に付けられている。
稚内駅は2012年春の開業を目指して改装中で、2004年関口知宏さんが最長片道切符の旅
で出発した時のような古い雰囲気はなく1面1線の近代的な駅になっていて、ホームの後ろは水産品店の派手なビルや駐車場が見え、風情がなくなっている。
最北端を示す看板も待合室のガラスの向こうに設置され見えにくくなっている。
稚内滞在時間は約4時間。駅レンタカーを借りて宗谷岬と北防波堤ドームを観光。
本州各地が猛暑に襲われた日だったが、予報では最低気温が9度最高気温が10度と寒いかと思ったが、快晴で宗谷岬の温度計は13度と爽快だった。
北防波堤ドームは1931年に樺太とを結ぶ稚泊(ちはく)連絡船の乗客の通路や港湾施設を守るために作られ、かつてすぐそばに「稚内桟橋駅」も設けられていた事もあった。
当初稚内宿泊も検討したが、翌日札幌でのカシオペア乗車前の時間的余裕や朝7:10発の特急乗車で1日3便の札沼(さっしょう)線新十津川駅乗車への接続などを考え、旭川連泊としたのであわただしく稚内を後にした。
この日の乗車区間 518.8km
そのうち初乗車区間は往路の 旭川~稚内259.4km