カルシウムに善玉と悪玉があることをご存知でしたでしょうか?
現代人はカルシウム不足と言われて
多くの人がカルシウム剤をサプリメントとして気軽に摂取されていると思います。
カルシウムの体内での働きは主に5つ
①筋肉の収縮や弛緩を制御する
②能や神経からの情報を伝達する
③血液を固まらせる
④ホルモンの分泌&調整、酵素の働きを助ける
⑤免疫の仕組みを助ける
そして東洋医学では骨は「腎」の働きに属します。また熱を蓄える働きがあるとも言われます。
こんなにたくさんの働きがあるカルシウム。
おなかの中の善玉菌、悪玉菌と違うのは、体に摂取されるスピードにあるようです。
善玉タイプは・・・・
野菜や魚などを食べて消化されていく途中でイオン化(作用が活性化する状態)されて骨に貯蔵される
それに対し
悪玉タイプは・・・おもに市販のカルシウム剤
人工的にイオン化されており、体内にはいると反応スピードが急激過ぎて骨までたどり着かずに血管や筋肉に沈着
その結果
・筋肉や靭帯に沈着すると・・・運動障害
・神経細胞に沈着すると・・・神経障害
・血管に沈着すると・・・動脈硬化や高血圧症状
これだけでも「ええ~!?」って感じですが、
さらにイオン化されたカルシウム剤によって血中のカルシウム濃度があがると、腎臓などが体内バランスをとろうとあわててカルシウムを排泄しようとします。その結果、反動でカルシウム濃度が急激に低下→カルシウムの「ダウン症状」と呼ばれる状態に。
その後体はカルシウム不足を補うべく副甲状腺ホルモンは骨からカルシウムを抜き取ってカルシウム濃度を補う・・・なんだか悲しいお話しですよね。
このドタバタ劇が正常に戻るのは8時間後、これを毎日続けていたら・・・ちょっと考えてしまいます。
この現象を昭和50年代から
ご自身を実験台に研究されてきたのが川村昇山先生です。
その先生が巡り合ったカルシウムのお話はまた次回・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。