謹賀新年 | 大人の麦茶のブログ

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劇団「大人の麦茶」の公演情報、劇団員のブログ

2014年明けました
昨年は本当に色んな舞台と
色んな事がありました

大人の麦茶の仲間
お客様
関わる方々
本当にお世話になりました

僕の見てる世界や
僕の感じた世界は
あたりまえだけど全てでなくて

同じ世界にいて共有する感動は
1つになる喜びでもありますが

気づかないわからないことも
たくさんあって

でもやっぱ舞台の力はやはり1つの世界でみんなひしめきあって廻り合う喜びだと信じています

NHKでやってたらしい、幸せの3つの条件をbarのマスターがぽつり話してくれました

1 人と交わること
2 人に親切にすること

そして
3 ここにいること

だそうです

赤ちゃんをだっこすると
前頭葉の愛情ホルモンがでるそうです
身体にいいことみたいです

先日御無沙汰してた先輩に仕事の事で顔を出したら

新しい相棒を紹介されました

そいつは保護された犬で
保健所で殺される前に、そんな犬を引き取って新しい飼い主を探す活動をしている人から預かってるという西洋の中型犬でした

元の名前は知らないから
今の名前で呼ぶ

『こいつは俺がこの名前で呼んでることはわかってるみたいだな』
伏せもお座りもわかる
きちんとしつけられた犬だ

でも俺にあずけて先輩が少しでもいなくなると
すぐにピヒューピヒューとなく

今のこいつには先輩が全てなんだ

こいつ、いったいどんだけの計り知れない寂しさを味わったのだろうって思った

人間も同じだ
でも、俺のおふくろがいってた
『動物はお腹がすいたっていえないのよ、だからエサはあげなきゃね』
人間の都合で、はいおさらばよ

でも知能があるから、覚えているから、寂しさを感じちゃうんだ
それは人間も同じだな

また別の先日、仲間の集まりがあって前から顔見知りだった子と話した

彼は産まれた時から施設だった
兄弟も親も知らない
でも母親がなくなる前に、産まれて初めて会って、その時の言葉を胸に生きてるって

この彼の寂しさというか
寂しさすらわからないかもな感覚
俺にはわからない
松本大洋の鉄コン読んで、これに近いかなくらい

だからあいつらは仲間を大切にする

俺も2014年、自分のバランスをとりながら仲間を想えたらいいかなって
それだけ思ってます

それでも人を傷つけたり寂しい思いをさせるかもしれないけど

東京はさみしがり屋の名産地
だけどエネルギーはまだ少しうずまいている

保健所で罪のない犬猫が殺され
人間が生き残る為だけに養殖された魚や鳥や牛や豚を殺して喰って僕らの血になる

崇高なる御都合主義の人間様の俺はありがたく鶏肉や豚肉や牛や魚を喰らい、身近な犬や猫を抱き締める

一番近い仲間を、人々を愛せるようにいれたらと思います

というわけで長い文になりましたが、2014年大人の麦茶よろしくお願い致します

和泉JUMP!