大人の特別公演
「ベッドにもなるソファー」
無事終了しました。
満員御礼とのこと、ご来場のお客さま、ありがとうございました!
ステキな共演者やスタッフさん達に囲まれて、
一日一日過ぎていくのが、本当にもったいないと思えるくらい楽しかったです。
オトムギさんに出させていただくのは四回目になるのですが、
公演ごとに
劇団員の皆さんのチームワークに磨きがかかっていっている気がします。
ますますステキな劇団になっていくに違いないと思います、応援してます!
![$大人の麦茶のブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130414/00/otonanomugicha/4f/cd/j/t02200293_0768102412499443928.jpg?caw=800)
写真は、今回とてもお世話になった宗兵さんと。
劇中では、そういえばケンカしてばっかりだったな、と思い、
仲良しショットを撮ってもらいました。
☆
実は、前から隠れファンだったんですけど、念願かなって
『1417』『多摩多摩迷子』『キャッツアイ』とご一緒していただくたびに、
さらに好きになってしまった、人としても、役者としても、知れば知るほど
素敵な(そして、決して褒めさせてくれない、褒めた瞬間、話題を変える)
てっぽうさんこと 鉄炮塚雅よさん
大人の麦茶は一昨年、そんなてっぽうさんと、そして二木さんとの出会いの
大人の特別公演『1417』で、夢が膨らみました
(それが、今回の大人の特別公演 vol3.まで膨らんできてるわけなんです~)
でも、
てっぽうさんは『多摩多摩迷子』の打ち上げのときにおっしゃいました。
「いつもこの芝居が最後になってもいいって思って取り組んでます」って
塩田は、あ!これか~!理由もわからず『多摩多摩迷子』に強烈に惹かれて、
演出はとっくに伝え済みにもかかわらず、「絶対観なきゃ」って、毎日劇場
に引き寄せられた引力の正体は・・って、ハッとなりました
そういう甲子園(プロ野球とはちがう一回一回が全て)的な刹那な誠実さを
てっぽうさんはじめ、あーちゃんからも、客演の皆からも感じて、この感覚
こそが俺たちがかつて芝居のとりこになった一期一会の初期衝動だってこと、
まざまざと思い出させてくれたようにおもったんです(ちょっとサッケン風)
それで、尊敬の念を抱くとともに、自分もそういう覚悟で芝居に向き合おう
って改めて思うようになりました
だけど、同時に正直、さびしかったのも本当です
「え?つまりこれで最後かもしれないの?もう出演してくんないの?」って
(なさけないけど本音です~、だってもったいないじゃ~ん、って)
んで、今回の自主公演。泰造的にまさに理想のドリームキャストが集う公演が
超ラッキーにも実現する運びとなったので、じゃあこの座組の誰とも、もしも
ご一緒していただく最後になっても悔いのない芝居、書いたろうじゃん!って、
そんな「一期一会」の覚悟で、じぶんなりに肚をくくって書いてみたのが
『ベッドにもなるソファー』
です
二時間かけて、14人の立場も事情もちがう善男善女(中には悪男悪女もいて)
が春の嵐のように暴れて咲いて、結局は、ある男(主人公。山形=和泉宗兵)
がある女(ヒロイン。香央理)をくすっ、と笑わせるだけの物語。
てっぽうさんへと宛書きをさせていただいたのが、「笑わない」鶴谷香央理
(かおちゃん)でした
![$大人の麦茶のブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130414/00/otonanomugicha/3a/7e/j/t02200220_0640064012499446026.jpg?caw=800)
てっぽうスマイルと呼ばれる笑顔が最大の魅力の一つであるてっぽうさんに、
なんでそんな天の邪鬼な配役を?って我ながらびびったけど、覚悟した以上、
迷いなく執筆も演出も進めました
そうして、
そんなわがままで思い込みの激しい演出家のどんな大変な要求にも希望にも
てっぽうさんは、潔く全力を注いで取り組んで、応えてくれました。
その姿は、有り難くて、美しくて、信頼を預けきれる頼もしさを感じました。
![$大人の麦茶のブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130414/00/otonanomugicha/3e/84/j/t02200220_0640064012499446027.jpg?caw=800)
鉄炮塚雅よさんが渾身で演じて魅せてくれた鶴谷香央理。
塩田的には、宝ものになりました。
五月の散歩道楽『泥沼ちゃん』
七月の文月堂『ことほぎ』
またファンに戻って客席にたのしみにお伺いします~
(写真・文責:塩田)