何事も謙虚に振り返り、反省点を見つけ、改善し成長していく。人としてそうありたいものです。
ただ、この反省会が行き過ぎると、自分へのダメ出しが多くなり、なんとなく自信が低下して、気分もふさぎがちになります。


人は、一人でいるとどうしてもネガティブフィードバックが多くなります。すると、本来反省するべきところ以外の単なる偶然の部分も、自分のせい(努力不足、注意不足、能力不足)と感じてしまう傾向が強くなります。疲れてくるとなおさらです(これらのメカニズムは、感ケアの入門講座でお伝えしています)。


コロナ禍では、人とにこやかに交流しポジティブなフィードバックを受ける機会が少なくなっており、さらに不安、消毒、警戒、自粛などで疲れています。つまり自信が低下する要素が強いのです。過剰に自分にダメ出しをする反省会が増え、自信がなくなり、気分が落ち込む、最近はそんなクライアントさんが多いようです。


もし、疲労の2段階になっていたら、視点の変更よりまずは睡眠。まだ、1段階で元気はあると感じている人は、「サイコーの評価法」を、やってみてはいかがでしょう。


良かったことを3つ、悪かったことを1つ、そしてその改善点を1つ挙げる視点のトレーニングです。3,1、今後、の頭文字をとって「サイコー」です。
これをやったからと言って、自信満々になるわけではありません。しかし、自信低下の予防にはなります。コロナ禍、なまった体をストレッチするように、ご自分のメンタルケアのため、気が付いた時にやってみてください。