12月5日に入門、6日にスキルアップ講座を実施しました。「オンラインで5時間の講義、きつくいないだろうか」と案じていた受講者も、終わってみると「楽しくて、あっという間だった」「終わった日の夜は、久しぶりに熟睡できた」という感想を伝えてくれました。

私のカウンセリング理論では、メッセージを大切にしています。中でも、カウンセラーが出すべきメッセージとして、「苦しかったね」「頑張っているね」「今のあなたはあなたのままでいい、変わらなくていいよ」という味方メッセージを重視しています。このメッセージが心に入って初めて、「よし少し変わってみよう」という意欲がわくのです。

リモートワークが定着しましたが、zoomなどで必要な調整はできても、ちょっとした雑談や打ち明け話はしにくいものです。味方メッセージのやり取りは、zoomではなかなか生じにくい。オンラインでの調整や講義が疲れやすいのはそのためです。

心の扱い方を練習する感ケアの講座を進める際は、このメッセージのやり取りにも注意を払っています。zoom講座であっても、受講者同士の会話や雑談をまじえながら、自分の心を探求していくので、講義を受けているだけでカウンセリングのようにプロセスが進むことがあるのです。

「知識だけだはすぐに理解できないけど、でも楽になった。不思議な体験だった。」

感情というものに「触れた」感想です。現代人は感情を扱う経験が少ないだけ。あなたも感ケアで、そのスキルを学んでみませんか。