大人の発達障害を専門的に診られる病院は、まだまだ数少ないです。
なので、いざ診断を受けたい!と思っても、病院を探すだけで大変なのではないでしょうか?
そこで、その苦労を軽くするために、お勧めしたいことがあります。
それは、発達障害者支援センターに問い合わせて、どのような病院があるか聞いてみることです。
■ 発達障害者支援センターとは?
発達障害者支援センターは、発達障害者への支援を総合的に行っている専門機関です。
都道府県や政令指定都市、または、社会福祉法人、特定非営利活動法人などが運営しています。
ここでは、発達障害者やその家族からの相談に応じて、指導や助言などを行っています。
こういう専門機関は、すでに診断されている人が行くのであって、グレーゾーンの人は利用できないんじゃないか?と勘違いしていましたが、そんなことありませんでした。
発達障害の疑いがあるということだけでも、問い合わせには応じてもらえると思います。
■ 専門機関に相談したから、病院探しが楽だった。
私自身は、発達障害者支援センターに相談することによって、病院を探すことが楽になりました。
アスペルガー症候群かもと疑いはじめた5年前、電話で問い合わせたときは、電話口でいくつかの病院の連絡先を教えてもらえました。
それでも病院に行く勇気がずっと持てないまま、2年前に再度問い合わせたときは、センターの担当者と面談する機会を得られました。
この面談が、よかったんですね。
月1回、1時間の面談を、計3回ほど重ねました。
そこで、自分が幼少のときから抱えていた悩みを聞いてもらったり、自分の特性や希望に合っていそうな病院をピックアップして紹介してもらえました。
そのうちの1つの病院に予約が取れた際は、センターから病院へ、私に関する資料を作って送ってもらっていたこともあって、初診もスムーズに行うことができました。
発達障害の診断を受けたい方の中には、満足する答えが得られないまま、病院を2つ3つと転々としている方もいると聞いています。
幸い私は、1つ目の病院と相性が良かったので、診断後もそのままお世話になっています。
やみくもに病院を探さないで、専門機関に相談したお蔭だと思っています。
(もちろん、1つ目の病院で納得いかなかったら、別の病院を探すのもありだと思いますよ!)
■ まずは発達障害者支援センターに、問い合わせてみるといいかも。
発達障害者支援センターと言っても、その地域によって、体制も規模も異なるため、グレーゾーンの人からの相談に対して、どれだけの情報提供をしているかまでは、残念ながら分かりません。
なので、一度電話で問い合わせてみるといいと思います。
発達障害者支援センターの一覧表は、こちらからどうぞ。
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発達障害情報・支援センター