娘(15)のバレエ教室のくるみ割り人形、無事に終わりました💦

 

二日に渡り3回公演で色々やらせていただきましたが、なんといっても大変なのが初日の金平糖の精でした。

 

パートナーリング(肩リフトなども含め)とフェッテが二大緊張ポイントだったのですが、それもなんとかこなして親としても非常にホッとしました。

 

実はこの秋から、小学低学年の生徒さん(Aちゃんとします)のお母様から相談を受けていました。

内容は、娘さんと同い年の子(Bちゃん)とそのお母様からどうも嫌がらせをされているように感じる、というものでした。

 

Bちゃんのお母様は、私に対してはいつもとても感じが良い接し方だったので驚きましたが、くるみ…の舞台稽古が始まってなんとなく納得しました。1年前は二人とも初心者で楽しく可愛く踊っていたのが、この1年でAちゃんの方は見違えるように上手になり、Bちゃんは楽しそうではあっても、あまり上達していなかったのです。

 

これは想像でしかありませんが、Bちゃん親子は、Aちゃんに対する嫉妬心を意識してか無意識なのか、Aちゃんに嫌がらせをしてしまう場面があったのかもしれません。

 

私も以前自分の娘より年下なのに、努力家で才能もある生徒さんに羨望や嫉妬心を感じていたことがあるので、気持ちはわからないでもありません。また最近でも、娘と同い年の子が怪我で稽古のペースを落とさねばならなかった時、気の毒に思うと同時に内心「これで追いつけるチャンスかも」と思ったりして、同時に自分にゾッとしたりしました。

 

しかし、バレエの世界はたとえ教室で一番になれたとしても、常にどこかに自分より上手な人がいる世界です。相手を蹴落として一時的に優位になれたとしても、自分自身の上達に集中できない子は結局脱落して行きます。バレエというのはどうしても優劣が目に見えやすい世界ですから、そこで優越感や劣等感に惑わされていては、自分のポテンシャルを最大に発揮させることにエネルギーも使えないでしょう。

 

逆に踊りに優劣があったとしても、親同士、生徒同士がお互いをサポートし合う雰囲気があれば、そういう教室の生徒の成長は全員素晴らしいものになると思います。

 

周りに優しく、かつ嫉妬心や競争心に惑わされず強く踊り続ける精神力を付けさせるにはどうしたらいいのか、私も試行錯誤しながら考えているところです。