文科省 学校での悪質いじめは警察に通報を 実効性はあるのか? | 母親ひとり親の医療の学校の受験・修学手助けします

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学校での悪質いじめ、「犯罪」なら警察に通報徹底を…文科省が通知・19の具体例も

 

《解説記事》

いじめは犯罪 具体例示す 文科省 19例通知

 

「文科省は、犯罪行為に当たる疑いのあるいじめの具体例を示すことで、学校や児童生徒、保護者の見方や意識が変わり、抑止効果につながることも期待する。」

「通知では、各学校に警察との連絡窓口になる教員を置くことや、学校が警察にあらかじめ相談することを申し入れるといった連携の方策も示した。」

 

わたしも以前から「(いわゆる)いじめ」と「犯罪行為」を分けて

「犯罪」は告訴することを主張してきました。

実際、大阪府でも高校では30年前ぐらいから

被害生徒の保護者が告訴するなら(積極的ではないが)任せるようになっています。

 

それからすると今回の文部科学省の通知もっともらしく聞こえます。

 

しかし

小中学校に対しては現状が全く分かっていません。

このことは以前にも記事にしました。

いじめは告訴で解決するのか 「犯罪」なら警察通報も…文科省が通知

 

よく話題になっている「少年次犯」の匿名とかというレベルではなく

小学生は補導すらできないし

14歳未満の子たちは「補導」しても大人でいうところの捜査をすることができません。

あくまでも本人に事情を聴くだけです。

犯罪捜査で普通に考えるような本人の「自供」を求めることがむずかしいのです。

 

他の子たちに初めから「害意」をもってことを行うたちの悪い子には「ハングレ」とつながっている子さえいます。

(と言うかそんな連中が悪事と逃げ方を教えているわけです)

最初から自分の行うことは犯罪であることを知っていて小学校高学年でも平気でしらを切ります。

 

実際に警察沙汰になった場合でも悪質な子どもは大人のような捜査ができないのを知っています。

当然、子どもがしらを切るような親であれば警察にも協力的ではない。

 

たしかに

面白半分で他の子をいじっている子たちであれば「ケイサツ」と聞くだけでビビルでしょう。

その点では「抑止効果」がないとは言いません。

でも、平気でむごいことができる子はどこか壊れています。

集団で一緒に害を与えている場合

エスカレートしていけばほとんどの子はどこかで「まずい」と感じ始めます。

その中に壊れている子がいれば

そう思っても子どもたちはやってしまったからには「一蓮托生」で引きずられていきます。

 

「警察沙汰」にする気ならする方も

その中にハングレ予備軍や壊れている子たちが混じっていることを覚悟しなければなりません。

さらに

刑事告発する場合同じ学年でも満年齢によっては検挙された時期で処分が変わります。

集団で同じことをしても満年齢で対応・処分が変わります。

その違いを加害者の保護者も被害者の保護者も納得するでしょうか?

 

やるんなら学校も警察も「本気」でないと足元すくわれますよ。

功名心にかられた「人権派弁護士」なんかがついたら逆に学校側に処分者も出かねません。

被害者のはずの子が加害者にされたことだって珍しくないのですから。