「依存」と「依存症」との距離 コロナが流行ってる今、飲み会に行きたい理由は何ですか? | 母親ひとり親の医療の学校の受験・修学手助けします

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全国で新型コロナの第5波に見舞われており、最大規模の流行となっています。

第5波の特徴として感染者数に占める重症者の割合が少なくなっています。

ウイルス学ではより感染しやすくなる変化は弱毒化を意味するとされ

近い将来、社会的にはインフルエンザ並の扱いに落ち着いていくでしょう。

 

でも

今の所は社会のパニックを起こす力をもっています。

当然、感染しないに越したことはありません。

(インフルエンザでもそうですが)

 

それでも

いわゆる「自粛疲れ」や仕事の上での必要から人の流れは収まりません。

 

そこで

よく聞くのが

「コロナが流行ってる今、飲み会に行きたい理由は何ですか?」という疑問です。

確かに仕事・必要のために人が集まっているところに行くのは仕方ありません。

 

わたしは他の状況に比べて飲み会・一人飲みが非難されるほど危険だと思っていません。

それでも

感染しないために心身をすり減らしている人からみれば

わざわざ飲み会に行くことはふざけたことでしかありません

 

こう言っているわたしでさえも

飲みに行く習慣がないので

こんな時勢にあえて飲みに行く気持ちがよく分かりません。

 

分かりませんが

きっとそこには「人と依存」の関係があると考えています。

当然、合理的な判断ではなく

自分に不利になっても止められない

分かっているのにやってしまうのは

まさに「依存」の状態だといっていいでしょう。

 

わたしは「依存する心理」そのものは批判しません

人は依存して生きるものです。

山や砂漠、孤島で一人で自活しても

人間や社会に依存していないだけでたいてい何かに依存して生きています。

 

依存症」は日常生活に支障をきたしているにもかかわらず

酒や薬物の使用・ギャンブル・買い物・ネット・携帯・ゲームなどにのめり込み

それがやめられず、自分の力だけではもうどうにもならない状態を言います。

 

薬物依存ははっきりと摂取することでの薬の作用として理解できますが

「心理依存」では一線を引くことはむずかしい。

「病」かどうかは不都合が起きたかどうかでしか判断できないからです。

不都合は結果でしかないからです。

 

この依存の不都合は社会の情勢でも変わります。

アルコール依存症にならないかぎりは

普段は多少の外飲みは不都合ではありません。

 

しかし

感染症流行時に

外飲みが危険かどうかというよりも

合理的判断ではなく

感覚か考えなしで

感染機会を増やすかもしれない不都合な行動を優先させ繰り返してしまうこと

その度がすぎればやはり「依存症」という病理の対象として考えるしかないでしょう。