自分のスタイルが確立され始める40代。
社会的にも責任あるポジションに就き、
経済的にも余裕が出てくる時期ですね。
おしゃれも、いつも、あるいは全てハイブランド!
というわけにはいきませんが、(おしゃれじゃなさそう笑)
自分に似合うブランドがわかってきたり、
自分の生き方や価値観、どうみられたいか、
でブランドを選べるようになるのも40代くらいかも知れません。
そんな40代に人気のハイブランド、
おすすめのハイブランドをピックアップしてみました。
エルメス (HERMES)
1837年創業の馬具工房からスタートし、
バッグや財布など皮革製品の製造に事業を転換し成功しました。
40代を迎えた男性が、エルメスのバーキンを記念に購入するくらい、
節目にふさわしい品位あるブランドでもあります。
出典:pinterest
皮革製品のクオリティはさすが超一流で、
筆者もエルメスの名刺入れをずっと使っていますが、
角などもヘタることなく、その輝きを保っています。
永く使うアイテムなら、高級ながらも実はコスパもいいのかもしれませんね。
ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)
ボッテガはイタリア語で「工房」という意味を持ち、
1966年に創業された比較的若いブランドでありながら、
エルメスのようにシンプルかつ上品なデザインで
確固たる地位を築いています。
誰もが見たことがあるイントレチャートは、
少し流行り過ぎてしまった感がありますが、
最近では、新しく解釈されたイントレチャートや、
出典:pinterest
最近のブランドカラーであるグリーンを活かした
アイテムで人気です。
ここ数年、レプラコーングリーンのような
鮮やかな緑色が人気で、差し色として
ボッテガヴェネタのアイテムを使ってみても◎
出典:pinterest
コム・デ・ギャルソン・オム・プリュス
(Comme des Garcons HOMME PLUS)
「コム・デ・ギャルソン」の創始者であり、現在に至るまで
デザイナー&オーナーである川久保玲。
日本人で世界中のデザイナーにここまで
名の知れた人は数人しかいないでしょう。
彼女の出身が慶應義塾大学文学部哲学科ということから分かるように、
哲学的でアバンギャルドなスタイルは、西洋のデザインとは全く異なり、
パリコレに初参加した際には「黒の衝撃」といわれるほど、
賛否を巻き起こしました。
出典:pinterest
いまでは、誰もが認めるコム・デ・ギャルソンですが、
生き方に軸ができてきた40代男性だからこそ、
哲学と挑戦の精神があるコム・デ・ギャルソンを
自分らしく着こなせるかもしれません。
40代の男性にとってはコーデが難しい
激し目なデザインのイメージがあるかもしれませんが、
ベーシックなアイテムも豊富なので、
そのベーシックさの細部に宿るコムデギャルソンの
哲学を楽しむのもおすすめ♪
メゾンマルジェラ(Maison Margiela)
出典:pinterest
通称「カレンダータグ」と呼ばれる0~23までの
数字が明記された白地の布と、その裏側の4点の縫い付け部分が
象徴的なメゾン・マルジェラ。
メゾンマルジェラの創設者、デザイナーのマルタン・マルジェラは
アントワープの6人のうちの一人で、川久保玲に影響を受けた人物でもあります。
デザインの方向性は、「反モード」を掲げ、
デストロイコレクションとも呼ばれました。
現在はマルジェラ本人は一線を退き、
メゾン・マルジェラは2021年よりジョン・ガリアーノがデザイナーを勤め
現在はジェンダーレスでタイムレスなブランドとして進化しています。
反モードだった時代のマルジェラファンにとっては、
好みが分かれるところかもしれません。
最近では、日本のタビをモチーフにしたタビシリーズが有名。
出典:ssense
注意点としては、日本でマルジェラが流行り過ぎたところ。
デザイナーの方や、業界の方がこぞってマルジェラを好んで
着用していたこともあり、アイテム被りには注意が必要です。
また、マルジェラは服好きな玄人向けでもあり、
カッコよく見えればそれでいい!という
反こだわり派(筆者です。すいません)が着用すると
ヤケドする危険があります笑
着用する場合には、リスペクトを込めて
マルジェラ談義に花を咲かせられるよう、
情報とコーディネートを強化してから臨みましょう。
トム・フォード(TOM FORD)
ファション界のカリスマ、トム・フォード。
かつて低迷していた、グッチを見事復活に導き、
2005には自身のブランドを立ち上げました。
2008年の「007/慰めの報酬」からジェームズ・ボンド役が着用する
スーツをデザインしたり、翌年には初監督映画として「シングルマン」が
公開されました。
自身も俳優やモデルをしていたこともあるほどのイケメンで、
マルチな才能もある(羨まし過ぎる)方です。
出典:pinterest
インテリジェンスでエレガントながら、男性のセクシーさを最大限に
引き出すトム・フォード。是非着こなしたいものですね。
出典:pinterest
サン・ローラン (SAINT LAURET)
以前はイヴ・サンローランという名称でしたが、
現在はアパレルラインはサン・ローランとなっています。
イヴ・サンローランはコスメのラインとしての名称になりました。
ファッション界に様々な歴史を残すサン・ローランですが、
最近では原点回帰としてフランス語で「左岸」を意味する
リヴ・ゴーシュのバッグが有名ですね。
出典:サンローラン
パリではセーヌ川の左岸地区を意味し、
サン・ローランがプレタプルテラインのブティックを構えた場所でもあります。
当時はオートクチュールの顧客は右岸に集い、
左岸は若者文化の聖地でもあり、
あえて左岸(リヴ・ゴーシュ)に
新たにプレタポルテを出店することで、
若い世代をはじめとした幅広い
人達へ向けてファッションを提供したい
イヴ・サンローランの想いでもありました。
デザイナーが変わり、進化を続けながらも
ブランドの持つ魅力として、原点を保ち続けるサン・ローラン。
ヨーロッパのメゾンの雰囲気を纏い、
40代のメンズにエレガントな装いを与えてくれます。
出典:pinterest
ロエベ (LOEWE)
日本では、海外の人気に比べあまり目立たない印象の
ロエベではありますが、欧米ではかなりの人気があります。
また最近では、宇多田ヒカルさんがアルバム「BADモード」の
「気分じゃないの(Not In The Mood)」の楽曲なかで、
「ロエベの財布から出したお札で買った詩をよんだ」
と歌っていました。(だから何だ、といわれてしまいそうですが、
ファンなので印象的でした笑)
ロエベはスペインのブランドで、皮革製品が有名です。
最近では、PUZZLE(パズル)バッグが人気。
メンズラインも他のブランドとは一味違う趣で、
行き過ぎないラグジュアリーな個性が出せますよ。
出典:pinterest
人気だけど40代には、少し若すぎるかも?なハイブランド
芸能人やセレブはいくつになっても、流行のブランドを
身に着けてもおかしくはありませんが、
そろそろ落ち着きと大人の余裕が欲しい40代後半くらいになると
少し若すぎる印象のハイブランドもあります。
特に難しいのは、デザイナーやブランドの方針、流行により
ブランドのスタイルが大きく変わり、以前のブランドイメージと
大きく変わったブランドです。
バレンシアガ (BALENCIAGA)
バレンシアガ自体は、1950年代には当時人気絶頂だった
クリスチャンディオールと張り合うほどの人気ブランドであり、
歴史あるメゾンでもあります。その後低迷する時期もありましたが、
デザイナーの変更やグッチグループの参加などにより復活。
最近ではデムナ・ヴァザリアがデザイナーに就任後、
ラグジュアリーストリートブランドとして人気が加速。
世界的にストリートファッションがブームとなっていることもあり、
バレンシアガを多く見かけるようになりました。
出典:バレンシアガ
とてもスタイリッシュで、遊び心もあるアイテムが多いのですが、
全体的に若い印象で、40代メンズには少し難しいかもしれません。
ただ、アイテムのアクセントとして、あるいは外しのテクとして
上手にコーディネートに使うと40代でもおしゃれにトレンドを
取り入れていておしゃれかもしれませんね。
バーバリー(BURBERRY)
トレンチコートなど、定番なイメージのある
バーバリーも、大きく方向転換を行い、ラグジュアリーストリート系の
アイテムが多くみられるようになりました。
バーバリーの良さをこんな風にスタイリッシュに
ストリート系に落とし込むことができるなんて!
と感嘆してしまいます!
出典:pinterest
しかし、40代でバーバリーのストリート系のアイテムを
使いこなせる方はかなり少数派です。
ベーシックなアイテムも多く展開しているので、
40代ならばそういったアイテムのほうがアイテムの良さを引き出し、
また40代の落ち着いたスタイリッシュさで魅力的です。
出典:pinterest
グッチ (GUCCI)
40代の方ならば、トム・フォードがデザイナーであった頃の
エレガントでセクシーなグッチを思い出される方も多いのでは
ないでしょうか。(筆者もトム・フォード期のグッチの大ファンでした)
その後、クリエイティブ・ディレクターの交代と変遷を経て、
2015年より鬼才アレッサンドロ・ミケーレが就任。
ファッション界そのものの流れを大きく変えたともいわれます。
出典:Gucci
今までのエレガント、ラグジュアリー、クラシカルなイメージを
覆し、新生という言葉がふさわしいほどのブランドイメージの変革が
ありました。
ストリートカルチャーやアーティスティックな要素を取り入れ、
いままでラグジュアリーブランドに手を出さなかった層にも
響く次世代グッチではありますが、
40代にはコーディネートが難しいアイテムも多くなりました。
現在のグッチならば、ドレス感のあるコーデに無理に
取り入れるよりも、
カジュアルな服装にさりげなく
グッチのラグジュアリーストリートテイストを
取り入れると◎。
以上、40代メンズのおすすめハイブランドでした。
40代には自分のスタイルと程よいトレンドが
バランスよくコーデできていると、
その人のインテリジェンスも感じられて素敵ですよね^^
今後も各ハイブランドから目が離せません♪
ブログ村ランキングに参加しています♪
記事が良ければ↓押してもらえると励みになります☆彡