『mayとmight』
学校ではmightはmayの過去形だよ、
と教えられますが、
日常会話で使うニュアンスは
実は違います。
今回は、その話です。
まずは、試しにmayとmightを使って、
以下の日本語を英文にしてみてください。
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力試し
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「今年のお正月はグアムに行くかもしれません。」
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英文サンプル
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これを英文にすると
● I may go to Guam at New Year's.
● I might go to Guam at New Year's.
と大体、こんな形になると思います。
※正月というのは、
・New Year's Holidays
・The New Year
・January、または
mid-Jan、mid-Januaryと具体的な表現を入れてもOKです。
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英文解説
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英語のルール上では
mayの過去形はmightですが、
日常会話ではこの英単語が過去の意味で
使われることは
『時制』を一致させる場合以外には
実はあまりないんですね。
例えば、こんなときくらい。
He said he might come tomorrow.
「彼は明日来るかもしれないと言った。」
これは覚える必要はないですが、
受験生のために少しだけ
詳しく話しておくと
mayを過去の意味でもないのに
形式上の過去形mightに変えて表現する用法があって、
これは『非現実性』をニュアンスに含むそんな表現です。
簡単に言えば、
「~するかもしれない」という可能性は
mayよりもmightを使った方が
低くなるということです。
なので、
・I may go to Guam at New Year's.の文は
「正月はグアムに行くかもしれないし、行かないかもしれない。」
という五分五分の可能性を表しているのに対して
・I might go to Guam at New Year's.の文は、
mayよりも実現の可能性が
低くなるということですね。
(可能性は50%から30%くらい、ですね。)
※ mayやmightにアクセントを置くことで、
より「可能性の低さ」を強調することもできますが、
この話はまた今度。
mayとmight。
個人的には、I might be~
のような具合で使うことの方が多いですが、
便利な英語表現なので、是非覚えておいて下さい。
あなたの英語力、リスニング力の上達に
役立てば幸いです。
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