週末不定期鉄道記事です。
鉄印取材、九州で唯一残っていた、というより残しておいた鉄道会社です。
1985年、旧国鉄高森線から第三セクター「南阿蘇鉄道」(愛称「南鉄」)として誕生しました。
2016年4月におきた熊本震災で約250mに渡り土砂の流入やトンネル、鉄橋に甚大な被害を受け、甚大な被害を受けた一部区間で運休が続いていました。今般、2023年7月15日、7年ぶりの全線での運転再開となったので、早速、祝意を持って行ってきました。この全線再開待ちで、残しておいたのです。
立野から高森の全区間を単純往復します。JR豊肥線との接続駅で、この鉄道の起点、立野駅から乗車します。
●立野
この駅舎は、再建新築されたようです。
豊肥本線の再開からは3年も後回しだったのですね。
立野7:20発各駅停車(高森7:53着)
この車両も、新造車両(2022年12月製造)でJR豊肥線直通運転に対応した車両です。
全区間乗車しても490円、アトラクションとしたら安価だと思います。
今回の復活のシンボルともなっている橋は、立野発車後すぐのところにあります。(⇒動画はコチラ)
下を見下ろすとこんな感じです。
※途中駅は、全て車窓からの撮影、往復分をまとめて掲載しています。
●長陽
●加勢
●阿蘇下田城
●南阿蘇水の生まれる里白水高原
●中松
この間の車窓風景
●阿蘇白川
この間の車窓風景
●南阿蘇白川水源
●見晴台
車内点検、1両の列車ですが、閑散としています。
事前にHPで、このように満員で乗車できない場合があると脅されていましたが・・・、早朝狙いという対策も成功かな?
間もなく、終点、高森に到着します。
●高森
この鉄印目的で、かれこれ30近くの鉄道を訪れました(ゴールは40なので、まだまだ道半ばです)。終端駅に鉄印窓口と本社事務所、車庫があるというパターンが多いことがわかりました。ここも、まさに、これでした。
「全線運転再開記念」になった鉄印をいただきました。
立野から高森まで、全駅を通過した証(国盗りの駅を盗るイベントのスクショ)
これで主目的を達成したので、後は、折返し列車までの時間で、駅と車庫を取材します。
留置車両が気になります。旧型車両、引退?現役?微妙なところに留置されています。
こちらは、この後に運行予定、人気のトロッコ列車、両先頭に機関車が付いています。これなら、折返し運転が容易ですね。
続いて駅舎です。
レトロ感があります。
ローカル駅ならではの、ごちゃごちゃしたものが置いてありました。
駅名表示は、始発駅と終着駅の二つがありました。
「乗り鉄」の時は、列車の動画が撮れないのが難ですが、今回は、これから乗車する列車は、肥後大津から到着する列車の折返しなので、入線が撮れそうです。折返し時間もあるので、駅の少し手前で撮影しました。
列車街の間に周りの景色
ホームからこれくらい離れたところで撮影しました。⇒動画はコチラ
高森8:26発各駅停車(肥後大津9:09着)
窓口で切符を購入、硬券でした。
帰りも車内閑散、実は、万一にも乗車できなかった場合、困るのは帰りの方、他に公共交通機関なさそうなので・・・・
この列車は、JR豊肥線直通の肥後大津行なので、「南阿蘇鉄道」の終点、立野を通り越し、肥後大津まで乗車しました。
折返しの高森行出発の模様を動画撮影して完結のハズでしたが、撮影中に、ハプニングで尻切れトンボの動画(⇒コチラ)になってしまいました。
なお、動画では、カットしていますが、この後、メメちゃんの焦る様子が写っています。メメちゃんの乗車する熊本行は高森行の1分後の発車でしたが、始発駅なのに、発車の案内やベルもなく、突然、扉を閉めて、発車態勢になったのです。高森行は発車案内がありましたよ。
ちなみに、メメちゃんは猛アピールで、扉を再開閉してもらい、なんとか乗車できました。メデタシメデタシ・・・・ではなく、ご迷惑をおかけしました。
【HP】南阿蘇鉄道