江戸時代には九州の交通の要衝として西国筋郡代が置かれ、江戸幕府直轄の天領として栄えた日田市。
日田盆地の寒冷な気候と、天然の地下水はおいしい酒を生み出すのに適しており、古くから酒づくりが盛んな地域でもありました。
そんな自然の恵み豊かな水郷日田の地で、1804年に創業した井上酒造。
七代目 蔵元の井上百合さんは、大分県清酒醸造では唯一の女性杜氏でもあります。
蔵のある、大鶴谷周辺の耶馬渓層と呼ばれる火山岩でゆっくりと濾過された、清く澄んだ天然水を田んぼに引いて米を作り、この米を育んだ水で酒を仕込んでします。
地下150メートルから汲み上げた水を田んぼに流し込む、仕込み水として蔵内に引き込む。
なんと幸せな蔵の立地!
↓ 7代目蔵元に就任・井上百合さん
1997年に母・睦子さんが社長に就任。その後、2018年に百合さんが社長を引き継ぎ、同時に杜氏となりました。
「これまで家業は歴代の長男が継いでおり、私は二人姉妹の長女。後継ぎの自覚はありましたが、『一度は外の世界を……』という父の勧めもあり、福岡県で就職。そこで出会って結婚した夫が東京都勤務になり上京し、子育てをしながら結局そのまま約20年間、専業主婦として暮らしていた百合さんですが。。。
2014年3月、日田市へ帰郷。
経営も、酒造りも素人状態で、蔵元見習いとしてのスタートを切ります。
専務として家業に従事しながら、独立行政法人酒類総合研究所に入所し、研修生として約2か月間、合宿しながら酒づくりを学びました。
醸す酒は、その名も『百合仕込み』!
千々に重なる酸が重奏して生みだすボリュームたっぷりの旨味に射抜かれます!
5月10日、井上百合杜氏 大阪上陸!
遅れてきたしらしんけん(大分弁で一生懸命という意味) 杜氏、キャバレーをジャックします!