先週末3/20に予定されていた板橋シティマラソン、とくしまマラソン、宿毛花へんろマラソン等が次々と中止されたり延期されたのに続き、4/17の長野マラソンやかすみがうらマラソンという日本を代表する人気大会も中止が決定してしまった。
4/10の横浜スイーツマラソンの場合は、会場である横浜港の一部に震災による損傷があったので延期になったようだが、長野マラソンは被災地への救援支援で警備体制、医療救護体制に責任を持てないので中止し、今回の地震の被災地からのランナーには全額返金、その他の参加者約9000人分7600万円は全て義援金として被災地に送金、フィニッシャータオルやスタッフジャンパー等も全て被災地に送り、参加Tシャツとゼッケンだけ参加者に送付とのこと。
大会本部としては大赤字の英断だ。
かすみがうらマラソンはその開催場所自体が被災地なんだから仕方ない面もあるが、こちらは必要経費を除いた参加料を義援金として被災地に届けるとのことなので、国内2番めの25000人の規模の大会だから、こちらも5000万円以上の義援金になるんだろうか
そしてこちらも参加記念Tシャツは後日送ってくるようだ。
ある程度予想していたし、は個人的に賛同するが、批判を承知で意見を言わせてもらうなら、こうして次々と一方的に中止になり、エントリー開始日に必死になってやっと走る権利を手に入れた人だけから強制的に善意を求めているようで、エントリー時点でちゃんと説明していなかったのなら、こういう処理の仕方もすっきりしない人も多いのではないか
一方、この3/20に大阪で開催された第1回淀川国際ハーフマラソンは5844人の参加者を集め、ゲストの有森裕子さんも、「こんな時だから私たちにできることを」と、東北関東大震災の被災地への支援を呼び掛け、177万円が集まり、有森さんが代表を務めるNPO「ハート・オブ・ゴールド」を通じて義援金として送られることになったようだし、また1752人が参加した鳥取マラソンでも、ランナーを含む全員が喪章を着けて大会に臨み、開会式で全員が黙とうして震災犠牲者への哀悼の意を示し、会場や沿道でランナーや応援の市民が寄せた義援金は総額113万3270円に上ったとのこと。
今回は特に被災地支援が単発でなく長~く継続しなければと強く思っているとしては、こういう社会貢献のあり方も否定しないで、今後の大会は声の大きな市民を恐れるような一方的な自粛でなく、元気も義援金も送るイベントとして開催するほうが、その目的を達すると確信する。
この復興にはほんとに長~い時間がかかるんだから…。