国内でもワインが堪能できるマラソン大会が幾つかあることを知ったが、秋バージョンとして有名だったのは勝沼ぶどう郷.マラソンだった。
表現が過去形になっているのは、この勝沼町は市町村合併で甲州市となり今年は5周年、この機会を捉えて恒例となっていた「大菩薩峠登山競走」と「勝沼ぶどう郷マラソン大会」を統合し、「甲州フルーツマラソン大会」としての第1回大会として生まれ変わったのだ。
そしてその大会専用列車が新宿駅から往復するとのことで、マラソン専用列車も初体験
もちろん車内にはランナーしかおりません。
当然ながらこの専用列車で勝沼ぶどう郷駅に降り立った700人はほぼ全員ランナーだ
今年から新しく生まれ変わった本大会は、ぶどう郷を巡るファミリー3.5km、ぶどう郷10km、パノラマ21.1km(ハーフ)、そして大菩薩の紅葉に染まる上日川峠大菩薩を目ざす23kmの4つものレースになり、登山道やフルーツラインなど旧2大会で人気だったルートを織り込んだそうだ。
まずは受付会場の勝沼ふれあい広場でコース別の受付を済ます。
23kmコースの高低差はナント1250m、あの箱根駅伝5区の860mよりキツイというのが売り文句だとのことだし、ゴールが違う場所で23km走った後、8km歩いて下山するらしい()。
私はノーマル感覚を持った常識人なので、そんな中途半端な過酷コースを選ぶようなことはせずハーフマラソンに参加。
ブログで誘ったこともあり、10人を超えるケセラセランナー達が参加しておりますっ。
この写真はハーフスタート地点での参加メンバー
全体の参加者は5500人とのこと。
しかしこの大会はハーフもアップダウンが多く、ランナーにとっては厳しいコースで、スタート直後から一気にこの街を見下ろすぶどう畑に駆け登る。
こりゃ、血祭りになった富士吉田火祭りロードと同じレベルの過酷なコースです~
標高の最高点のトンネルをくぐると素晴らしいパノラマが楽しめるが、ここまできてやっとハーフマラソンのことをパノラマと呼んでいた意味がわかる
当然ながらここからは一気の下り
爪を傷めている自分には特にツライが、突如お年寄りのハイタッチ部隊登場
このまま下るかと思ったところにまた上りが襲ってくるのが嫌らしい。
後半もジェットコースターのようなアップダウンがある。
やっとの思いでゴール地点に到達
しかし終わってみれば、周囲のペースにも影響されたのか、ガンタイムで1時間58分23秒、マイウォッチのネットタイムで1時間56分45秒と、この過酷なコースを2時間切って走り終えておりましたがな
ゴール後も完走証とお弁当をいただいた後、当然ながらブドウとワインの食べ放題、飲み放題を堪能
お土産になるぐらいいただきました~
参加記念品もTシャツではなく、ワインのハーフボトルだったのはヨカッタ
全国一のブドウの産地を走り、マラソン専用列車の中で爆睡しながらの帰宅となったが、次年度以降の為に注文をつけるとすれば、フルーツマラソンと名付けてるんだから、レース途中でフルーツが楽しめるようにしたらもっと人気が出るんじゃないかな
レース中が水だけで、ゴール直後にも水分補給がなかったのはちょっと残念でした~
参加された皆さ~ん、お疲れさまでした~