「LUPIN the Third ～峰不二子という女～」のオープニングは、
ペペ・トルメント・アスカラールのオケに乗せた、菊地成孔の
所謂「前口上」なわけですが、橋本一子さんのお声がとにかく
素晴らしいです。
完璧なまでに、「私が想像する生身の峰不二子の音声」でした。
メロディーをなぞらなくとも、背筋を１本弾かれたかのように
伝わる情感、あな恐ろしや。
（希代のヴォーカリストを呼んできて歌わせない、という
菊地先生のドＳっぷりも素晴らしく……）
そして言うまでもなく、
リリックの菊地【不二子】成孔っぷりに最高に痺れます。
思わずテキストにしたのですが、一カ所だけ聞き取れなかったところが！
どなたか、分かったら教えてください。
「盗み続けることは人生をかけた最高の官能」
それで全ては語るに落ちる。
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さあ すべての事を止め
胸だけをときめかせながら
私のことをみつめて
盗むこと
それは壊すことでも奪うことでもない
特別に甘い悪徳
秘密と重罪と 悪戯と恐怖のアマルガム
嵐が丘のヒースクリフのように
盗み続けることは人生をかけた最高の官能
永遠に出られないセクシーな●●●
心理的根拠は不明
誰が奴隷なのか誰が主人なのか
神が見ているのか神に見捨てられているのか
盗むことだけが全てを忘れさせ
微かに思い出させる
喋らないで逃げて
逃げないで隠して
見つけたら罰して
罰したら殺して
私を救って
でもやわな坊や
貴方からもう盗むものはないわ
あなたはとっくに藻抜けの殻
この私と同じように
だから私のことをみつめたいなら
全てのことをやめ
心臓だけを動かしながらにしなさい