母元明天皇の遺言
美千代と不比等に気を付けよ
カル（文武天皇）が死んで、母（元明天皇）が皇位に就いた
初めは信頼していた乳母県犬養美千代だったが
晩年、何か感じたのだろう藤原不比等の愛人で最近は女子を産んだ
県犬養美千代には王族の夫がいて二人の王までいる
（一人は後の橘諸兄、光明皇后異父兄）
我が母天皇から橘姓まで下賜されたくせに///////////////////
カルの子オビト（後の聖武天皇）には皇親母の血が入っていない
まるで藤原一門に取り込まれたような甥のオビト王///////あの石川の娘の方がまだ良かった！
偶然が必然となる時
藤原VS蘇我（石川）
持統天皇と元明天皇には、古くからの名族蘇我の血が流れている
蘇我氏は推古天皇や聖徳太子の母方血脈
長く大君の血脈を牛耳っていた
文武天皇には初め蘇我系の石川刀子娘も嬪として入っていたが
不倫の罪があったとして、その皇子と共に排斥されていた
石川氏の娘と息子は庶民に落とされた（元明天皇存命中）
蘇我母系を持つ氷高皇女（元正天皇）
長屋王そして吉備内親王
長屋親王は妹吉備内親王と４人の親王（元明天皇が王から親王にした
長屋殿、同母妹キピにも皇位継承権があり、しかも四人の男子は親王になった
共に自死？違う・・・・しかしここで私が冷静にならねばヤラレル
☆彡長屋親王の母は、元明天皇の同母姉で蘇我母系皇族
カル（文武天皇）も又皇族后は持てなかった
藤原宮子夫人しかいない天皇
あの頃から既に奴らの思惑は動いていたのだろう
何と美千代と不比等の娘のアスカペ所生（光明皇后）
アペ皇女（後の孝謙天皇）を皇太子に⁇
私は、何のために皇位に就いたのだろうか
祖母（持統天皇）からの言葉
ピダカ（氷高皇女）お前は亡き草壁（元正の夫皇太子）の嫡長子
もし、お前の母に男子が産まれなければこの国を治めよ
元正太上天皇の使命は皇統を母元明天皇と守る
そして、長きに渡り皇室の中でに生きて来た
やむなく聖武を吾子と呼んで政務の補佐をしたが
カルと同じくオビトも病弱で繊細で
ナガヤ殿と妹キピ内親王の亡霊に怖れる日々
肝の据わったアスカペ皇后の方が帝の様だ
イノゑ皇女
聖武天皇第一皇女
伊勢の斎王に抜擢される
皇族の血を引くゆえの波乱の人生を歩みだしたのか
あの日、アノ娘は一点の曇りもない
天空を仰いで伊勢に向かった
何も知らず、いたいけな瞳は輝いていた・・・・無邪気、無垢・・？？？
甥の聖武は、この県犬養氏を母とする一の皇女を愛していた
聖武初めの夫人の娘、イノゑ皇女
県犬養広刀自は藤原三女安宿媛の母親橘美千代と同族
美千代は同族アガタイヌカイ氏の女を聖武夫人にした
かませ犬
元正上皇の危惧は的中
安積親王は急死
斎宮職を解かれたイノゑ皇女は年老いた廃れ王に嫁がされた
何とお気の毒な人生と思いきや、イノゑは３０過ぎになって子を産む
ソノ廃れ王白壁がまさかの天皇でイノゑが皇后として立つ
内親王、次は親王！
男子なんか産まなきゃ良かったのに･･･
元正上皇は目を伏して長き宮中人生を逡巡する
安積親王は暗殺されたのだ、判らぬのかイノゑ皇女
･･･イノゑは何も考えていない・・・愚かな事は身を亡ぼか
アサカが殺されたのに、その裏で何があったのか知らぬのか
フジワラ四兄弟☆藤三娘の思惑も考えないとは・・・・・・・・
イノゑは木偶人形か・・・利口に生きなくてはココでは拙い
☆光明皇后（藤原氏三女）
安積親王疑惑の薨去の四年後
崩御した元正天皇
その頃はもうフジワラ氏の天下
彼女は何を思い黄泉の路を逝ったのか
【墨呂空】