大人の世界 子供の世界。 | オトループ 

オトループ 

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最近になって、自分の読書欲に改めて驚いている。


読むべき本が手元にないと、落ち着かないのだ。



もはやこれは新手の病気なのではないか?と想う始末。



俺は生まれてこの方 タバコを3本しか吸ったことがないために、



その魅力や、中毒症状について全く理解がないのでありますが、




喫煙者にとって、タバコが切れた時の禁断症状というものは、こんな感じなのではないか?





と、そんなことを考える日々。




オトループ ボーカル、ギター 纐纈悠輔です。



最近になって、ありがたいことにオトループの音楽に初めて触れて、知ってくれた人が多くいてくれて、



よく「名前の読み方が分からない」との声が聞こえてきますので、ここらでまた自己紹介。




纐纈 → こうけつ と読みます


悠輔 → ゆうすけ と読みます。



こうけつ ゆうすけ です。皆様どうぞよろしくお願いします。



苗字 + 名前 = 67画あります。



恐らく、日本で一番画数が多いシンガーソングライターなのではないか?と自負しております。笑




12月4日 新しいミニアルバム 『オトノベル』 リリースしました。



是非とも聴いていただきたい 渾身の音の小説たち。



どうぞよろしくお願いします。










話は少し前に戻り、





一番最近、伊坂幸太郎さんの 『マリアビートル』という物語を読みました。










伊坂さんの書く物語はどれも素晴らしく、今作も例外ではなく



600ページとかなり読み応えあるボリュームでしたが、2日で読み終わってしまうほど、引き込まれてしまいました。



物語は、数人の主人公たちの視点が切り替わりながら進行していくのですが



その中に 「王子」という 中学生が出てきます。



こいつが、いかにも中学生 というルックスとは裏腹に、




大人顔負けの知識、狡猾さ そして残忍さを兼ね備えた悪魔のような心をもった、


一癖も ふた癖もある人物。





その王子が、物語の中で 大人たちを困らせる為にあえて



「ねえ なんで人を殺してはいけないの?」 という質問をことあるごとにします。



大概 自分の求める答えではなく、失望する場面が多くあるのですが。





読み終わったあとに考えたことは、



こういった質問を例えば自分がされたときに 果たしてどう答えるだろう?ということでした。



「ねえ、空はなんで青いの?」


「ねえ、人はなんで死ぬの?」


「ねえ、僕はどこから来たの?」


ねえ。。。




考えてみたけれども、理想と想える答えは見つからなかった。いまは。




いずれ、自分の子供が出来て、質問されたときに、



良い影響を与えられる答えはないものだろうか?



それも、明確な答えは、きっと何処にもないだろうと思いますが、




一番大事なのは、「考え続けること」だと想います。




一生の宿題として、今日からことあるごとに考え続けます。





読書は素晴らしい。自分の思ってもみなかった視点から物事が見れたり、




行ったことのない場所にも、部屋にいながら旅することが出来る。




もっともっと、色んな本に出会いたい。



そして、人生を変える言葉に出会いたい。



いずれは、自分も誰かの人生に良い影響を与える言葉を創りたい。




そう想うのです。




今日も、最後まで読んでくれてありがとう。