『オトノベル』 セルフライナーノーツ | オトループ 

オトループ 

http://otoloop.com

2013年 12月4日


おかげさまで、無事に『オトノベル』 リリースすることが出来ました。




$オトループ 







続々と「GETしたよ!」というお知らせ、感激です。



今日の昼間にショップに挨拶させて頂いたんですが、


本当に、リリースできたことが特別だということに改めて気付かされました。



俺たちだけの力では何もできません。



力を、知恵を貸していただきた皆様。


心からの応援をくれた皆様。



本当にありがとうございます。



オトノベルに出会ってくれた皆様。これからよろしくね。




さて、今日は、アルバムの全曲解説(文字編)をお届けします。



良ければ読んで欲しい、そして何か感じて欲しいと想ってます。



セルフライナーノーツ って書くと、少し堅苦しいような感じがあるけど、


要するに、俺から皆さんへの手紙、と想ってもらえれば。




それではいきます!!




■1. ヨワムシ OVER DRIVE



自分を振り返ってみると、「いつか振り向いてくれるんじゃないか?」

と、小さな可能性を信じて、無茶な恋愛に挑んできたことが少なからずあります。

結果は もちろん全部失敗。

友人と三角関係に なんてことになれば、友情にもヒビが入るし そりゃあもう大変

でも、あの独特の盲目感には、ものすごいパワーがあると思うんです。

全力で好きな人を想った末に失敗したって、そこから学べることは沢山あった。

だからそういう経験って、大切なことだと想います。

そんな主人公になりきって、振り切れて書きました。

オトループ史上 最も疾走感のあるリズムに乗せてお届けします。



■2. Re


LINE、Facebookのメッセージ、etc...


どんどんと、便利なコミュニケーションツールが登場してきています。

だけど、どんなに時代が進歩しても気になっている人を誘って、

その返事を待つ間のドキドキ間は、今も昔も同じでしょう。

「これでいいのかな?」「こっちの方がよかったかな?」

「忙しい時に送っちゃったかな?」「どう想ったかな?」

顔が見えないと、しなくていい心配までどんどんと心に浮かんできます。

放っておくと不安になる自分を、自分で励ましながら 鳴らない電話を気にし続ける時間

ライブでこの曲を聴いてくれたお客さんから、「女の子も同じだよ!」という声も頂きました。

なるほど、好きな人を想う気持ち、うまくいかないモヤモヤは、男女共通の感情なのですね

アレンジは、シンプルな中にもこだわりを散りばめ、「これぞオトループ!」を

感じてもらえると想います。








■3. Life Novel


大切な人が今 目の前にいる。それってものすごく時別なこと。

僕にとって、人との出会いはどう考えても奇跡的なんですよね。

今まで、どこかでひとつでも違った選択をしたり、違う考え方をしていたならば、

きっと目の前のあなたには出会えなかった。

そう想うと、自分だけでなく、相手の今までの人生全てに「ありがとう。」と言いたくなる。

例え うまくいかなかったことだって、死にたくなったことがあったって

すべてのことが 今の僕と、あなたを創る一部になっているんです。

そして人生は、それぞれが 自分が主人公の物語を執筆していくこと。

出会った瞬間から、その2つの物語が交わる。

そんな奇跡を忘れないようにしたいと そんな願いを込めました。

聴くたびに、少しでも感じてくれたら嬉しい。

メンバー、プロデューサー、エンジニアさん、ストリングスの皆さん

僕の人生において、奇跡の出会いの末に産まれた 大切な曲です。





■4.What`s up three


アルバム唯一の、ドラムあきら作曲のファンキーなナンバーです。

俺には絶対に出てこないアイデアが沢山盛り込まれていて、やってて新鮮でした。

歌詞は、オトループ史上初の、メンバー全員で作詞、という試みも。

あえて歌詞は載っけてません。

聞き取れた方には、何かプレゼントを!笑






■5. ハイヒールとスニーカー


このタイトルがまず浮かび、それがずっと頭の中に引っかかっていました。

オトノベルの中で、最も時間をかけて練り上げた、ほぼ僕の実体験を基にした物語です。

誰もが、自分が惨めに思えて仕方ない時を経験するのかな。

応援してくれる人の言葉さえ、素直に受け止められなくて、ただもがき 苦しむ日々の歌。

当時にタイムスリップした気持ちで書きました。

絶妙なコーラスワークが聴きどころ

そして、あらためて、ストレートな8ビートの本当の難しさを再確認できた曲となりました。




■6. アネモネ

その昔、あるお店の店員さんに一目惚れしたことがあり、ことあるごとに そのお店に通いつめていました。

何をするわけでもなく 店内をウロウロするその姿は さぞ滑稽だったことでしょう (笑)

もちろん 特にそれから発展することもなく、胸の中に青き思い出としてしまってあります。

そんなエピソードを引っぱり出し、「おもしろいな!」と妄想はむくむくと広がり、

スラスラ書き上げたのがこの曲です。

アレンジは アグレッシブな音作りで仕上げています。

印象的なベースのフレーズではじまり、途中のセクションではあの有名な・・・

おっと、この先は是非聴いて確かめて見てください。



■7. プライマリー

恋愛の賞味期限は 4年であると

科学的に証明されたことを聞きました。

長続きの秘訣は、その期間内に再び恋に落ちること、だそうで。

誰だって、最初の気持ちを そのまま持ち続けるってとても難しいこと。

永遠の愛を誓って、それでもいつしかすれ違って別れてしまった2人を、何度も見てきました。

じゃあ 「永遠」ってなんだ?

そんな疑問からこの曲を書き始めました。

一番大切なのは、今 あなたといるこの時間だ と

声高に叫ぶ、自分史上 一番勇敢なラブソングになりました。

歌うベースライン メロディに寄り添うドラム。

ストレートなロックアレンジで 想いが伝わってくれたら嬉しい




■8. 光



「いつしか、本当の自分を誰かに見せることができなくなってしまった」

という話を ある人から聴いたことが この曲を書くきっかけになりました。

その方が女性だったこともあり、そういった女性と同じような生き方をしている男性が、出合う

歌を書いてみたくなりました。

僕自身も、そんな男性の一人。「どうせ理解されないだろう」と勝手に決めつけて、自分を押さ

えつけてしまったりすることがあります。

本当の自分で素直に笑ったり 泣いたりできないことは寂しい。

だけどそんな二人がもし出会うことで、お互いの重い荷物を少しでも分かつことによって、心が

少しでも軽くなるのなら素敵だなと。

この歌が、少しでも自分に素直になれるきっかけになってくれるなら それはとてもとても嬉しいことです。

今までのオトループにはないPOPさを持つ曲

そこに僕は、無限の可能性を感じています。

今回の短編小説集 オトノベル 最後を飾る物語をどうぞ。