肉業界にとって、「熟成肉」崇拝がクセ者ならば、かき氷界にとっては「天然氷」崇拝がクセ者。
天然氷を生み出す「氷室」は文化的にもとても価値があり素晴らしいものなのだが、「熟成肉」同様にいささか信仰が過ぎるきらいがある。
熟成肉だから、天然氷だから、、、とその価値や特性が商魂丸出しに利用されては、消費者にはデメリットだ。
よく、"天然氷のことをふわふわして綿のようなかき氷"、とか"頭がキーンとこない"とか、"溶けにくい"とかいういけれど(特にテレビw)、もう、ホント、勘弁してほしい!!
そんなの天然氷でなく製氷店でつくられる「純氷」のかき氷だって同じなのだ。フワフワなのはブロック氷(氷柱)専用の業務用氷削機のおかげ。そのマシンで削った氷は綿のようにきめ細かく氷の粒ではないので、天然氷でも純氷でも頭にキーンとこないのだ(もちろん、氷の盛り方のテクニックや、氷の温度管理も重要です)。そして溶けにくいのは純氷だって同じ。

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