世界屈指のショコラティエと称されるクリスチャン・カンプリニ氏がプロデュースするアシェットデセールコースがハイアットリージェンシー東京 カフェにて“ カンプリニ スイーツフェア ”として10/31まで開催している。


モナコのルイ XV(アラン・デュカス 三つ星)、バスティド・サンタントワーヌ(ジャック・シボワ 二つ星)など名だたる名店でシェフ・パティシエを務め、M.O.F.ショコラティエの称号を獲得するクリスチャン・カンプリニは現在、南仏ニース近郊にブティックを構えるが、現在はショコラやコンフィズリーを販売するのみで、本国スイーツでも彼のデセールは食べることができない、極めて貴重なフェア。

テーマは月替わりで今月は「リヴィエラ」。カンプリニ氏の出身地ニースやプロヴァンスなど地中海がテーマだ。



コースはハイアットリージェンシー東京ペストリー・ベーカーの佐藤浩一シェフのアミーズはサレ。「南仏風ピザのサラダ仕立て」。うんいきなりの地中海ということでイタリアンな遊び心が憎い。


そしてカンプリニ氏監修のアバンデセール「フルール・ド・メロン」。カリソン(マジパンのような伝統菓子)をイメージしたアイスクリームをその名の通りにメロンをスライスした花びらで覆う。敷かれたフィノッキオのシャキシャキした食感とアニス香る甘酸っぱさが実に爽やか。


デセールは「キャラン・ダジュール」。ラムにシナモンを薫らせたレモン風味のババに、イクラみたいなカンパリのプチプチで飾ったマスカルポーネのムースを添えて。南仏らしくオレンジ・グレープフルーツをあしらい、バニラを仕込んだオリーブオイルでドレッサージュ。甘さのパンチを楽しむ本来のババとは違う、柑橘の香りが広がる、どこか若々しさを感じる一皿。マスカルポーネとババのマリアーズは特筆する美味しさ。

プティフールは佐藤シェフの焼き菓子や、カンプリニ氏のショコラやコンフィズリー好みの5種を!

今月のテーマ「リヴィエラ」の恵と香りが全てにおいて楽しめるコースはお見事。フレンチなのだがリヴィエラという、南仏、モナコ、北イタリアというカンプリニ氏の出身地の魅力に溢れ、次回10月のテーマも楽しみである。来月も食べに行きます!!

ハイアットリーリージェンシー東京 カフェ
http://www.hyattregencytokyo.com/restaurant/caffe.html