桜を待ちきれず、京女の春薫に誘われて加茂の流れにたどり着いてしまった(笑)。
豊臣秀吉が設けたとされる鞍馬口、丹波口など京の七口の一つ「大原口」は、大原を経て日本海へ通じる若狭街道の玄関口。
若狭街道は日本海から鯖や魚を運んだことから、鯖街道と呼ばれ、行商人や大原女が出入りして賑わい、いつのころからか大原口界隈を出町と呼ぶようになったのだとか。


そんな行商人や大原女においしくて腹持ちがいいと評判を呼んだのが明治32年創業の出町ふたば@名大 豆餅(160円)写真左


そして109年たった今でも誰しもの目当てはこの豆餅なのである。
いわゆる大福餅。
大福とは大福餅というんだった・・・昨今、柔らかく伸びが良いわかりやすい食感の求肥の大福が多い中で、そういうことを再認識させてくれる素晴らしい餅菓子。
一般的には餅が硬くなり難くするために砂糖などを餅に添加するのだが、出町ふたばは無添加で江州産(滋賀県)の羽二重糯(もち米)のみを使用。そして富良野産の赤エンドウと十勝産の小豆。
餅だからしっかりと噛む、噛むほどにエンドウの塩気が甘味に変化する。小豆の本来の甘味も滲み出てくる。この三位一体が織り成す口内万華鏡は街道が生んだ名大というにふさわしいうまさ!

@黒豆大福(190円)
写真右
丹波産黒豆のほっこり感と甘味が豆餅よりもさらにアクセントになっている。
この断面をみれば、あなたも食べずにはいられないだろう?そうだ、京都行く?(笑)
今度はここの「葵もなか」も食べてみたいな・・。



出町ふたばは、京菓子舗数々ある京の中でも、社寺や家元の御用達といった格式を張らずに、普段使いの菓子舗として名を馳せる名店。京都に行ったら行列必至で大福を買い求めよう。
京都の高島屋、伊勢丹でも若干販売されますが早い時間に完売してしまいます。

大福餅は腹持ちが良いということから大腹餅と呼ばれていたものが、「福」という吉字をあてて大福餅に変化したのだそう。おいしいから食べて幸せになれる出町ふたばの大福餅は「大幸福餅」だな(笑)。

 


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出町ふたば

住所:京都市上京区青龍町236
電話:075-231-1658
営業時間:8:30~17:30 火・第四水曜日定休


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