先日紹介したカカオエット・パリ もそうですが、外国人オーナーパティシエの人気店が最近目立ってきました。
ここ、大阪・玉造のブロードハースト もそういった人気店の一つです。

ブロードハースト・ピーター・ジョン氏は伝統的なイギリスのお菓子を彼流にアレンジした素晴らしいパティスリー。
英国王室御用達「ナデル パティスリー 」修行時代に日本から修行に来ていてた奥さんと知り合い、来日後2002年に開業。


店内はポップで明るくて清潔でとても居心地がいい。
オープンアトリエになっていて、長身のブロードハースト氏が軽快にケーキを作り上げる様が目の当たりにすることができる。

イギリス菓子というとスコーンやプディング、ハリーポッターでお馴染みのミンスパイといった地味なイメージで、日本人にはデザートとしてはあまり馴染みがありませんね。
でも、オープンショーケースにはパイやタルトなどの伝統的な焼き菓子からエクレアなどが並びとても綺麗。
チルドケースの生菓子も色鮮やかで遊び心満点。

しかし店内は撮影禁止のため、そんな素晴らしい様子がお見せできないのがとても残念。
購入して食べるケーキのみ掲載します。


@バガテル(440円)


スポンジに生クリームが使われていて、これだけでもおいしい。
いわゆる日本でいうショートケーキの味わいだが、アーモンドペーストが使われていてとても濃厚。
バガテルと名乗りみかけは可愛いのに骨のあるやつです(笑)。

@バノフィパイ(450円)


バタースポンジはバナナとくるみが混ぜられていてしっかりとした味。
そのスポンジとトフィーフレーバーの生クリームにスライスバナナがサンドされている。
ときおりシャリシャリと歯をくすぐるクランチチョコレートがたまらない。
単調なバナナ味にとても遊び心があるケーキです。


とにかく、個性的なケーキが待っているので、大阪の方は是非お試しください。イートインがお薦めですよ!


ちなみに「玉造」(たまつくり)という変わった地名は約5千年前の古代からこの地に人々が営み、勾玉を作っていたことからその名が生まれたそう。
645年のあの「大化改新」もこの地「玉造」で行われ「難波宮 (なにわのみや)」として約150年、この地が日本の首都であり皇居だったのです。
大阪の人でも、この地に宮殿があったとはあまり知られていないから不思議。
だって難波宮跡公園にはホームレスのテントが並んでいる・・・跡とはいえ、元皇居にホームレスってどうよ?(笑)

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BROADHURST'S

住所:大阪市中央区玉造2-25-12
電話:06-6762-0009
営業時間:10:00~19:00 月曜定休



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