§ 成城アルプス
コーヒーバタークリームをモカスポンジで巻いたモカロールケーキが私のロールケーキの原点という人がいたら、筋金入りのお坊ちゃま(笑)。
それは成城の老舗ケーキ屋、アルプスの名物だから。
今や成城の顔ともいえる店内は、いつも落ち着いた中高年、いや大人の男女でいっぱいです(笑)。
その成城アルプスにとてもレアなマンゴープリンを見つけました。
マンゴーというと日本では九州産や沖縄産のアップルマンゴーが大人気ですが、昨年解禁になった「king of Mango」とヨーロッパで呼び声高いインド産「アルフォンソマンゴー」が収穫期を迎えて、日本に初上陸しています。
実はインドは世界一のマンゴー生産国なのです。だからカレー料理店でマンゴーラッシーを頼むのはとても通なのです(笑)。
マンゴーの王様といっても、国産マンゴー達とは比較にならないぐらい廉価。
すでに成城石井
や百貨店などの店頭にならんでいます。
ちなみにマンゴーはウルシ科の植物で、漆かぶれと同様に食物アレルギーを起こすことがあるので、人によって注意が必要です。
＠マンゴープリン(350円）
話が逸れましたが、成城アルプスのマンゴープリンはそのアルフォンソ種のもの。
そう思って口に入れるせいもあるのだろうけど、濃厚だけど癖がなく甘さも自然で絶妙。
プリンとしての食感も柔らかすぎずにほどよく蕩ける感と、小さなガラスの容器に収まったその量と甘味がちょうどいい。
マンゴープリンは中華系のデザートとしてのものと、洋菓子系のものに二分されますが、やはり洋菓子系のものはクリーミーでコクがありますね。
＠アサシン(460円）
老舗の洋菓子店ということで、今風のフランス菓子的期待感は控えめにしていたのですが、名前の通り殺られました(笑)。
よくあるチョコレートとフランボワーズの組み合わせなのですが、フランボワーズはガナッシュになっていて、甘酸っぱさがチョコレートを引き立てていて、飽きずにいっきに食べさせてくれます。素直に美味しい木苺のチョコケーキです。
今回、久々にここを訪れたのですが、成城というブランドに驕ることなく進化する老舗洋菓子店の真髄をみました。
こんど時間があるときに、落ち着いた二階のサロンでいただきたいですね。
住所：東京都世田谷区成城6-8-1
電話番号：03-3482-2807
営業時間：9:00～2:30 火曜定休
